どうにかしてください！【朔間凛月】 (ページ16)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:4,918 hit

お泊まり合宿前日の放課後ページ16

(はぁ…疲れた。さすがに今日は企画を念入りにチェックしたり、書類整理したり色々忙しかったかな…
……この後Knightsとtricksterのレッスンか。あ、それとあんずちゃんと企画書の最終チェックか…今日も帰るのが遅くなりそうね…)

そう思いながらKnightsのレッスン室へ向かった。

～レッスン室～

コンコン
A「失礼します」

レオ「あ！Aだ！うっちゅー☆」

スバル「あ、Aだ！やっほやっほ～」

あんず「Aちゃんお疲れ様。色々任せちゃってごめんね」

A「いや、全然大丈夫なのだけれど…なんで全員集まってるの？集合する場所って向こうのレッスン室でしょ？」

あんず「うん。そうなんだけど…」

司「お姉様！sweets食べに参りましょう！」

A「え？どうゆうこと？今日ってレッスンの日よね？」

泉「そうだよぉ。でもくまくんがA最近疲れてるから、息抜きしに行こうって誘ってきたから仕方なく今日はレッスンなしにするよ。A頑張るのはいいけど絶対無理はしないでよねぇ」

(瀬名先輩が何故か優しい…)

泉「まぁでもゆうくんと行けるなら何処にでもいくけどねぇ！」

とても上機嫌で言う瀬名先輩。…優しい理由がよく分かった。

凛月「と言うことで反対意見もないし、A、疲れてるでしょ。だから今日ぐらいはいいでしょ？それにみんなAのこと心配で言ってくれてるんだよ。俺もそうだけど」

と、隣で微笑みながら言う凛月。確かにそうだ。最近は色々な人に心配をかけている。Knightsの人たち、アイドル科の人たちには言っていないが、自分は普通の人よりも体力がないからすぐ疲れてしまう。でもそんな事を言い訳にしたくないし、そんな事で周りにも心配をかけたくない。でもこんな心配かけてもらってばっかりじゃダメだな私プロデューサーなのに。

凛月「でも、A、自分をダメだと思っちゃダメだよ。心配かけてる事ばっかりが悪いことじゃないよ。みんなAが信頼できるし頼りにしているから心配してくれてるんだよ。」

と、まるで私の心が見えているかのように言う凛月。この人は私の気持ちがなんでもお見通しなのかもしれない。

A「………そうだといいわね」