次の日 ページ14
チュンチュンと鳥の声が聞こえる。
(もう朝か…)
バンドの練習が終わった後、家に帰り夕食を食べてお風呂に入り少しギターの練習をしてそのまま寝てしまったようだ。私は制服に着替え、自分の部屋を出てリビングに行きご飯を食べて学校へと向かった。
そして午前の授業が終わってご飯食べた後〜
ツンツン
A「ひっっ！？」
凛月「ふふっ。Aの声独特だね」
と、私のわき腹をツンツンしてきた犯人が言った。
A「うるさい。だれのせいだと思ってるのよ」
凛月「仕方ないじゃ〜ん。Aの弱点知ってるんだからさ〜」
と、赤い綺麗な目を細めて笑う。よくわからないので放っておこうと思い凛月に向けていた体を戻そうとすると、
凛月「あ、A最近気になってたんだけど、どうしたの？その手。」
と凛月に腕をつかまれた。
A「べつになんでもないですけど。」
というと凛月は、は？と顔をしかめながら、
凛月「は？そんなわけないでしょ。Aの指に絆創膏たくさん貼ってあるじゃん。」
(エレキギターやってるなんて絶対に言えない…というか、言いたくない。言ったら絶対引かれる)
と思い沈黙していると、
みか「その手の傷ってお師さんと衣装作りしてた時にできた傷やろ？」
と横からみかが話しかけてきた。
A「そうよ。それで衣装が最後まで出来なかったから、家に持ち帰ってやってたのよ」
決してうそはついていない。一応裁縫でも怪我をしていたので、それでなんとかごまかした。
凛月「ふ〜ん」
と凛月は何か不満げな返事をしたがそんな事は気にしない。
真緒「お〜みんなお疲れ！」
凛月「あ、ま〜くんだ。」
A「ええ。お疲れ様。ん…？」
みか「どしたん？Aちゃん？」
A「なんか真緒今日テンション高くない？」
真緒「そ、そんな事ないと思うけど…？」
A「いや、絶対そうだと思うわ」
凛月「確かに〜。ま〜くん今日すごくニヤニヤしてる〜。あ、わかった〜。ま〜くんお泊まり合宿楽しみなんでしょ〜」
真緒「そ、そんなわけないだろ〜？」
A「じゃあ楽しみじゃないのね？」
真緒「いや！？めっちゃ楽しみだけど！？…あ」
と真緒がおもわず口を滑らせて顔が赤くなっている。
A「じゃあ決まりね」
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猫愛りあ - この話好きです！続き楽しみにしてます！ (12月15日 22時) (
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作者名：凛華 | 作成日時：2020年6月8日 21時
