16 ページ17
.
『ギャンブル…ですか?』
あぁ…でもそうか。
百花王学園はギャンブルに支配された所だ。そんな所に経験も無い私が編入するなんて、自滅行為なんだろうな。
「身の安全を保証する」。私が取引で突き出した条件を守ろうとしてくれているのだろうか。
…まぁ、どちらにせよ助かる事には変わりない
凜「君は金賭けなんてやった事ないでしょ?やり方を教えてあげるよ。
血縁が無かろうと、尾喰の者が負けるなんて面子が立たないからね」
…確かに。「詐欺」が稼業とはいえ、名家の内に入るんだった。
もしヘマでもしたら、最悪権力関係から排除される可能性もある。無様を晒すわけにはいかないのだ。
『そうですか…なら、是非お願いします』
凜「なら早速やろうか。ポーカーはやった事ある?」
『ええ、昔に友達とよくやりましたよ』
ポーカーはエマ達とよく一緒にやっていた。やっぱりその中でも、ノーマンが手強かったなぁ。
凜「ははっ、そっか!なら話は早そうだね」
凜は早速トランプを配り出した。
…よし。
少し、本気を出してやろうかな。
.
『ええ、
119人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サナ | 作成日時:2022年1月8日 22時