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第2話 ページ3

吉良君と約束を交わしてから数日後。
招集日当日。

学校付近で集合して、2人で日本フットボール連合の付近まで来た。





「こっちでもAちゃんにサポートしてもらえるなんて嬉しいな」

『はは…。でもあの手紙じゃ何やるか全然わかんないよね』

「それだよねまじで。…って、あれ?一難の!」




連合の入り口付近で立ち止まる人影を見つけ、吉良君は彼の元へ駆け寄っていった。

一難ってたしか、この前試合して私たちが負かした相手だったはず。
先輩のマネージャーが体調不良で欠席していたから、やらなきゃいけないことが多くてしっかりと試合を見ることはできなかったけど、私も彼を覚えている。

一難の中で、まるでコート全体が見えているかのように動いていた彼。
その瞳には青い炎が宿っているようにさえ見えて、どうも私の視線を釘付けにした。
…まあ、それも同点のチャンスの場面で仲間のミスによって負けてしまった相手なんだけど。



2人が話しているところにゆっくり歩いて追いつく。
すると、一難の彼がこちらを見つめた。





「えっと、君は…」

『椎葉Aです。松風黒王の、』

「うちのマネージャー!可愛いけど惚れちゃだめだよ?」




私の言葉を遮って、肩に腕を回す吉良君。
いや距離近いし。惚れちゃだめだよって何様ですか…。

一難の彼も何やら勘違いしてそうな表情しているし、とにかく離れてほしくて腕を押しのける。
きっとこういうのも打算でやってるんだろうなって考えてしまう。私の性格が悪いのかな。





「あ、俺は潔世一っす」

『よろしく。潔君』

「じゃあ行こっか!」





そう言って吉良君は私の手を引いて歩きだす。
わざわざそんなことされなくても歩けるし、余計潔君に勘違いされちゃうからほんとにやめてほしい。頼むからちょっと顔を赤らめないでくれ潔君。


どうやって振りほどこうかと考えていると、少し遠くから女性の声に呼び止められた。






「椎葉Aさん、で合ってますか?」

『はい、そうですが…』

「よかった!来てくれてありがとう。選手とは別で話があるので、付いてきてください。
選手の方々は、そちらの扉から会場内へお入りください」

「じゃあ、またあとでねAちゃん!」




赤髪の可愛らしい女性に案内される。
とりあえず吉良君と離れられてよかった…。




ていうかこのおねいさん、ぱいがでかい。

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⚽️ - 選手からヒロインへの暴力行為があるのなら先に記入すべきです。そんな描写誰だってびっくりしますよ。 (4月20日 6時) (レス) id: d10d627114 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - cocoさん» コメントありがとうございます!不定期更新で申し訳ないです…少しずつ更新してまいりますので、どうぞお付き合いください! (2月6日 0時) (レス) id: 18955f4b71 (このIDを非表示/違反報告)
coco - 更新待ってまる (1月14日 7時) (レス) @page45 id: 5b00a62990 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - もこさん» コメントありがとうございます!愛され逆ハーいいですよね、私も大好物ですぐふふ…いろんなキャラと絡めるように頑張りますね! (5月20日 0時) (レス) id: 91d6034ebf (このIDを非表示/違反報告)
ふぃる(プロフ) - あんこさん» コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張ります! (5月20日 0時) (レス) id: 91d6034ebf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふぃる | 作成日時:2023年3月24日 14時

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