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第6話:異界への入り口 ページ7

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

下校の時に誰かと帰るという意味が分からない。

一人で帰った方が早いのにとそう思う。

空には灰色の分厚い雲が漂っていた。

胸ポケットにクリアスカイが入っているのを思い出し、クリアスカイを取り出した。

『お前には過去を変える機会がまだ残されているのだ。本当にやり直したいと思うのならば道は目の前に現れるだろう』

クリアスカイを眺めていたら、ふと思い出してしまった。

あの黒い人が言ったことを。

過去を変えられる機会が残されていたことを。

違和感を感じあたりを見回すと、知らないところまで来てしまっていたことに気づいた。

考えていて、あまり周りを見ていなかったせいだろう。

近くの電柱をよく見てみると、驚くべきことが書かれていた。

『時間一丁目 未来過去通り』

「時間一丁目!?」

つい声に出してしまうほど驚くべき事柄だった。

このあたりには時間一丁目などないはずなのだ。

そして、その下に白い文字で書かれている未来過去通りという文字。

これらが意味することは一つしかなかった。

異界への入り口をくぐりぬけ、時空を行き来してしまったということだ。

『道は目の前に現れるだろう』という言葉そのものを意味していたのだ。

第7話:時間一丁目→←第5話:難関高校



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設定タグ:未来 , 過去 , 時間旅行   
作品ジャンル:SF, オリジナル作品
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エミリー(プロフ) - あゆなさん» そういう時は違うって言っちゃえばOKだよw (2015年1月1日 15時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)
あゆな(プロフ) - エミリーさん» でも、最近ボカロオタクと友達に言われ、ショックΣ(|||▽|||)です (2015年1月1日 13時) (レス) id: f93e548079 (このIDを非表示/違反報告)
エミリー(プロフ) - あゆなさん» なるほど〜(*´∀`*) (2015年1月1日 11時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)
あゆな(プロフ) - エミリーさん» ボカロ? (2015年1月1日 9時) (レス) id: f93e548079 (このIDを非表示/違反報告)
エミリー(プロフ) - あゆなさん» wwwwそういえば、あゆなさんの好きなアニメって何でしたっけ? (2015年1月1日 0時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エミリー | 作成日時:2014年12月27日 21時

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