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第3話:クリアスカイ ページ4

「やり直せるなら、やり直したい!」

薄暗い廊下に響き渡る。

「そうか、意気込みは十分だ。それくらいの強い信念があれば成し遂げられるだろう」

黒い人は空中でマルを描くように手を滑らせると、そのマルの中に透明の物が現れた。

「これは?」

「これは、クリアスカイだ。カードキーの役割をする物だ。未来過去ビルに入るために必要になる。持っていた方がいいだろう」

クリアスカイを受け取り握りしめる。

クリアスカイは透明で薄く四角い形をしている。

まさに、普通に使うポイントカードのようなものだ。

しいて言うならば、そのカードは、プラスチックで出来ているのではなく、何か他のものでできていた。

見たこともない材料で。

そして、その薄いカードの中には水のような透明の液体が入っていた。

動かすたびにちゃぷん、ちゃぷん、というのはそのためだろう。

はじめは入っていなかった液体。

その液体がだんだんとそのカード内に増えていっていることには気づいていなかった。

「お前には過去を変える機会がまだ残されているのだ。本当にやり直したいと思うのならば道は目の前に現れるだろう」

怪しげに笑った笑みを残して、黒い人は消えた。

実際には影のような人だったので表情を読み取ることはできなかったが、そう感じたのだ。

あたりを見渡すが、もう黒い人の姿はなかった。

手にはビルに入るために必要なクリアスカイが残されていた。

たぷたぷに液体がたまったクリアスカイが。

第4話:現実の夢→←第2話:黒い人



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設定タグ:未来 , 過去 , 時間旅行   
作品ジャンル:SF, オリジナル作品
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エミリー(プロフ) - あゆなさん» そういう時は違うって言っちゃえばOKだよw (2015年1月1日 15時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)
あゆな(プロフ) - エミリーさん» でも、最近ボカロオタクと友達に言われ、ショックΣ(|||▽|||)です (2015年1月1日 13時) (レス) id: f93e548079 (このIDを非表示/違反報告)
エミリー(プロフ) - あゆなさん» なるほど〜(*´∀`*) (2015年1月1日 11時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)
あゆな(プロフ) - エミリーさん» ボカロ? (2015年1月1日 9時) (レス) id: f93e548079 (このIDを非表示/違反報告)
エミリー(プロフ) - あゆなさん» wwwwそういえば、あゆなさんの好きなアニメって何でしたっけ? (2015年1月1日 0時) (レス) id: 5e33a6cf2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エミリー | 作成日時:2014年12月27日 21時

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