第二十話 ページ22
木舌side
木「かなり荒れてるね。」
貴「はい…。一つ一つの傷が深い…。今回の亡者は強そうですね。」
木「すぐに終わればいいんだけど。」
貴「さっきから死体が多いですね…。同じような傷なんで同じ人…同じ亡者がやったものだと思うんですが…。」
木「病院は薬品臭いイメージだけど、血の匂いがする病院も嫌なものだね。」
貴「…未だに血の匂いは慣れないんですよね。」
木「おれもそうだったよ。血の匂いは嫌いだった。」
貴「…ん？…ここだけ匂いが違う…。」
木「…この部屋だね。」
貴「入ってみましょうか。」
木「……この匂い…。」
貴「…金木犀の花。……何でこんな所に。」
木「…とりあえず持っていこうか。」
貴「…はい。」
…金木犀を見つけてから表情が変わったな。
……お母さんのこと思い出してるのか…。
今はおれのこと考えて欲しいけど…。
仕方ないか。
木「今回の亡者は金木犀が好きなのかもね。」
貴「そうなんですかね。」
木「…今は任務のこと考えようか。」
貴「…そう…ですよね。ごめんなさい。」
木「ううん。」
貴「あ、木舌さん。」
木「ん？」
貴「目、取られないように守っててくださいね。」
木「あ…そうだね。気をつけなきゃ。」
貴「皆さん収穫あったんでしょうか。」
木「…どうだろうね。さっきから物音がしないから無いんじゃないかな。」
貴「…あとここは別棟が2階までありましたよね。」
木「あとここの屋上だね。」
貴「行ってみましょうか。」
ーーー
木「流石にここは入りたくないな。」
今、屋上に入るための扉の前にいる。
…でも。異様な匂いがする。
貴「…はい。…血と腐った匂いしかしないですね。少しだけ扉開けて確認だけしましょうか。」
木「あぁ。」
貴「…っ？！」
死体の山…あと、少しだけ骨もあった。
でも、誰も居なかったようだ。
気配がしなかった。
木「…別棟に行こう。……ここは田噛か斬島達に任せよう。」
貴「…そうですね。」
それからおれたちは2階、1階に降りて全員と玄関で合流した。
それが今回の作戦の1つ。
細かく現状報告すること。
なにがあったか、これから誰が何をするかをちゃんと考えて行動することになった。
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琳耀(プロフ) - ねむねむさん» まじですか…？！あわわわ！！頑張らなきゃ…！！！ありがとうこざいまする！！、 (2017年10月16日 18時) (
レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 琳耀さん» 見ます！ちゃんと見ますよ！ (2017年10月16日 18時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 琳耀さん» 待ってます！ (2017年10月13日 1時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
琳耀(プロフ) - ねむねむさん» 1度検索で探してもらって出ないようだったら設定で見れないようになってる可能性があるので諦めてもらうことになります…。1度検索してみてください！ (2017年9月26日 6時) (レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 私も、その１８のものみたいのですがどうすればみれますか？ (2017年9月25日 22時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳耀 | 作成日時：2017年4月6日 20時
