第十六話 ページ18
noside
君の力について話をしようか。
そう言われて2人で屋上へ来た。
貴「…変なことしないで下さいね…。」
災「かなり疑われてるな。…まぁ、仕方ない…か。
…君の力について、教えてあげるよ。」
Aは「世界を滅ぼす」程の力を持っている。
その経緯は謎だが、所持していることは確かである。
その一つが、声を使う力。
生前歌手だったから声を使える。
そんなことは無い。元々の力である。
声を使えるのは極希で、長い年月の間、使えた者は片手で数えられる程度だ。
その中全員、今までこの獄都を滅ぼしてきた。
…次はAとも言われている。
よって、閻魔庁からは危険視されていたが、獄卒になった事でその危険性は少なくなったとされている。
二つ目は…異性を魅了する力。
獄卒達に異常な量の愛を貰うのは、その力の所為。
それに加え、獄都の者は金木犀の匂いに弱い。
生前から香水として身につけていたことが不幸だった。
…その為、Aは他の者から多量の愛を貰っていることになる。
災藤や肋角、閻魔が効かないのは、一度、異性を魅了する相手に会ったことがあるから。
2度目はさほど効かないらしい。
声を使う力、異性を魅了する力。
その二つの力が合わさると、世界を滅ぼす程の力が生まれる。
貴「そんなの……私は……どうすれば…。」
災「…一生抑えていける自信があるなら抑えていけばいい。
無理ならば…使うか、君自身が死ぬか…だ。」
貴「でも…！獄卒は…死なない…はず。」
災「いや、1つだけあるさ。いや、2つかな。
1つ目は亡者に呑まれ、堕ちること。
2つ目は理性を捨て、本能で死ぬこと。」
貴「…理性を…捨てる……。」
災「かなり難しいよ。亡者に呑まれるのはそう難しくない。…ただ、堕ちることは難しい。」
貴「堕ちるって…？」
災「君が亡者になるのさ。」
貴「それは……。」
災「あと、力を使えば死ねるさ。」
貴「力は…絶対使いません……。」
災「私としては使って欲しいんだが。」
貴「何で……この獄都が滅ぶんですよ…？」
災「…滅ぼしたいのさ。獄都を。」
貴「そんな…っ！」
災「まぁ、この話は終わり。…力を使いたくなったらいつでも言ってくれ。…協力するよ。」
貴「……」
そう言い残して災藤はAに背中を向けた。
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琳耀(プロフ) - ねむねむさん» まじですか…？！あわわわ！！頑張らなきゃ…！！！ありがとうこざいまする！！、 (2017年10月16日 18時) (
レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 琳耀さん» 見ます！ちゃんと見ますよ！ (2017年10月16日 18時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 琳耀さん» 待ってます！ (2017年10月13日 1時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
琳耀(プロフ) - ねむねむさん» 1度検索で探してもらって出ないようだったら設定で見れないようになってる可能性があるので諦めてもらうことになります…。1度検索してみてください！ (2017年9月26日 6時) (レス) id: ced5e0aad6 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむ - 私も、その１８のものみたいのですがどうすればみれますか？ (2017年9月25日 22時) (レス) id: 7ee805d977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳耀 | 作成日時：2017年4月6日 20時
