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二十二話 ページ23

結局何を書いたのかは互いに隠したままだった。


当日までの秘密と言うことで。


その後、美咲が回収した鉢巻きを見て笑っていた。

何が可笑しかったんだろう。


あ、そうだ。


『キヨ君、お願いがあるんだけど…』


「ん?」


下校準備をしながら返事をしてくれた。


『血を下さい。』


「え゙…」


キヨ君は凄く嫌そうな顔をした。


「ち、ちょーっと今日は血が旨くないので…」


『そんなことない。いつも通り美味しい香りがする』


鞄から木箱を取り出し、中から注射器を出す。


「ヒッ…!」


『上手くやるので!』


「嫌だ!すっげーいてぇんだもん!お前下手くそ!」


『仕方ないでしょ!?医者でもないんだから!』


「注射嫌いー!!!」


そう、直接飲んだ二週間後にキヨ君にまた血を貰った時があったのだ。


初めは「俺注射平気だから!」と言ってドヤ顔をしていたが。

いざ針を刺し、血を抜き出したとたん涙目になり、最終的には号泣。

なだめるのがとても大変だった。


「本当に痛いんだって!」


『大丈夫だから!』


「嫌だー!!!」


『これ以上暴れるなら顔面突き刺すよ!?』


「怖っ!どんだけ物騒なこと言ってんだよ!」


『一瞬なので!』


「お前の一瞬長いんだよ!」


一向に言い合いが終わらない…。

それなら…。


『何でも言うこと聞くので!』


その一言でキヨ君の表情が変わった。

いくら鈍感な私でも絶対にセリフを間違えたことがわかった。

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作者名:璃音哀 | 作成日時:2017年3月21日 13時

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