八話 ページ9
放課後。
キヨ君にアイスを奢った。
叔父達のおかげでお金に困るわけではないが、学年一位だったためその立ち位置をを崩されたのは悔しい。
今は私とキヨ君の二人で店に来たけど…
そうだ!
『キヨ君!』
「ん?何?」
アイスを食べながら返事をする。
『お願いがあります。』
「な、何すか…」
『週一、いや、月一でいいのでテストしてください!!』
「…は?」
『負けたら何でも言うこと聞くので!』
「勝ったら言うこと聞け?」
『うん。』
「同点だったら?」
『…どうしよう』
「考えまとめてから言えよw」
『すみません…』
「んー…あ、じゃあさ。ゲームでよくね?」
『え、…ゲーム?』
「そうそう!やったことある?マ○カ」
『ない…初めて聞いた。』
「マジで!?」
『ゲーム自体やったことないよ』
「えー、じゃあ無理か…」
『…いいよ。』
「え?不利じゃん」
『テストで勝てばいいし。頑張れば出来る気がする』
「…ははっ!お前面白い奴だな!どんだけ自信あるんだよ!」
『負けたくないから。』
「へぇー、嫌いじゃねぇぞ。そういうの!」
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作者名:璃音哀 | 作成日時:2017年3月21日 13時