貧血少女の秘密 2【ky】 (ページ7)

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二日目　1 ページ7

Aside

文化祭２日目、今日はゲーム大会本番。

それに何故か私はミスコンにも参加しなくてはいけない。

「大会よりもミスコンの方が先だからね」

『そうなの！？もう行かないと！』

「いってらっしゃーい」

笑顔で美咲は手を振ってくれた。

「まぁ、Aが優勝なんて決まってるけどね…。」

・・・・・・・・・・・

『あ、ありがとうございました…？』

有り難いことに沢山の人が私に票を入れてくれた。
周りにもっと可愛い子いるのになと思いながらも、とても喜んでいた。

『はっ…でも優勝したらデートしないといけないのか！』

それは絶対に…というか…。知らない人とは嫌だ！

『私が…優勝してやる！！』

・・・・・・・・・・・

大会が始まる前になんとか会場に辿り着いた。

そこで目に入ったのはフラフラしているキヨ君だった。

『き、キヨ君！？大丈夫！？フラフラしてるよ！？』

「…Aか…。ぜってぇ負けねぇから。」

そんなことを言いながら欠伸をするキヨ君。

もしや…

『寝不足？』

眠そうに頷いた。

『大会前日にゲームの練習でもしてたの？』

「…おぉ…。Aに負けたくねぇからな…。」

そしてまた欠伸をした。

『…はぁ…。キヨ君、よく聞いて。』

私はキヨ君の頬をつねった。

「…んにゃ。」

『あのね、

.

.

.

.

…私の相手になるのはキヨ君しかいないの！！』

「…ふゃ？」(は？)

『他の人は私達より…失礼だけど、上手じゃない！私はこのゲーム大会を楽しみたいの！強い相手と戦いたいの！わかった！？』

「…ん。」

私はキヨ君の顔の前で思い切り手を叩いた。

キヨ君がビクッとして目を見開いたが、それが目的だ。

『目ぇ覚まして！ちゃんと私の相手して！』

「…おう！」

この大会にはキヨ君に勝って貰わないと困るのだ。

…何で…だろう。