貧血少女の秘密 2【ky】 (ページ20)

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最終日　4 ページ20

話を聞くとどうやら女性二人はフジ君と、ヒラさんで、女装をしていたようだ。

『でも、何で女そ…』

はっ！…もしや、この二人にはそういう趣味が…

「いや、誤解してそうだから言うけど違うよ？」

違うんだ。

『似合ってるよ！本当に女性に見えたもん！』

「…ふ、複雑だな…」

？…本当に美人だったんだけど…。

「じゃあ何で女装なんてしてたんだよ」

少しキレ気味のキヨ君が二人に問う。

「…と、特には＿」

「二人の邪魔しに来たんだよ！」

フジ君の言葉を遮り、笑顔で応えるヒラさん。

って…え？…邪魔？

「『何で？』」

キヨ君と同じ疑問を抱く。

「え？…何でって…不満だから」

「だからって何で邪魔すんだよ」

「もちろんキヨは友達だよ？でも、俺がリア充嫌いなことに変わりはない。友達だからって応援するのが絶対なんてことないでしょ？」

終始笑顔のヒラさん。相変わらず目は笑っていない。

それより私が気になったこと？

『あの…』

控えめに質問をしようと小さく手を挙げる。

『リア充って何？』

その質問で全員が黙り、同時に声を発した。

「「「「え？」」」」