最終日 3 ページ19
*ヒラside
「ヒラ、邪魔するって言っても具体的に何するの?」
「…それがわからないから今考えてるの」
「えー…」
「じゃあ…フジはキヨに、俺はAちゃんに話しかける。そのままキヨとAちゃんを引き離そう」
「無理でしょ!てか、俺がキヨって絶対×される」
それなら…
「フジ、俺のクラスに行こう」
「え?」
俺のクラスの出し物は…、
.
.
.
.
コスプレ喫茶なんだよ。
*Aside
キヨ君と各クラスを巡っていたら、突然女性に話しかけられた。
「こ、こんにちはAちゃん!私と一緒に巡らない?」
私はこんな人は知らない。初対面だろう。
女子…といえば女子に見えなくもないが…。
『えっと…、知り合い…でしたっけ?』
「え、…き、昨日知ったの!ゲーム大会のときに…」
『あぁ、そうでしたか。…でも、私_』
突然背後から腕を引かれる。
「俺とデートしてっから」
腕を引かれ、バランスを崩したがキヨ君に支えられる。
『あ、えっと…はい。』
「…チッ」
え、今舌打ちしました?何故!?
「清川さん?良かったら私とどうかしら?」
続いてキヨ君に話しかける女性二号。
「は?だから_」
「…何をしてるのかなぁ〜?フジ、ヒラ。」
今度は聞き慣れた女の子の声。
女性二号の後ろから現れたのは美咲だった。
「「!!?」」
美咲を見て、女性二人はとても驚いている様だ。
あれ?
『今、フジ、ヒラって言った?』
私の言葉を聞き、どんどん顔色が悪くなる女性二人。
どういうこと?
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作者名:璃音哀 | 作成日時:2017年4月25日 22時