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*キヨside


ついに、この日が来てしまった…。

いや、嬉しいよ!?嬉しいけどよぉ…。


『さぁさぁ、でぇと?するよ!』


コイツ、デートの意味わかってねぇ!!

鈍感なのは知ってたけどここまでだとは思ってなかった。


Aは貧血の所為でイベントとかには全然参加出来てなかったから、何も知らねぇんだよな…。


「どっか行きてぇ所あんのか?」

『え?わかんないからなぁ…特には…』


まぁ、適当に回ればいいか。


…お化け屋敷…


『うわっ!キヨ君!見てみて!これ、こんにゃくだよ!あと、2メートルくらい先に人がいる!』

「お前、暗いのによく見えるな…、てか、そういうこといわない方が良いぞ」

『え、何で?』


驚かしてる意味ねぇだろ。
幽霊役の奴に聞かれたら可哀想なので、あえて口にしない。


…射的…


パンパンッ


『キヨ君に負けるものか…!』

「よっしゃぁ!勝ったー!」

『!?何で!ほとんど当てたのに!』

「俺、パーフェクト」ドヤッ

『〜〜〜!もう一回!!』


…模擬店…

『キヨ君何が食べたい?』

「え、俺奢るぞ?」

『いやいや、いつもお世話になっているのでね…』

「何か喋り方老けたな」

『し、失礼な!…何が食べたいの!?』

「んー…、何でもいい!」

『よし!クレープ買おう!私が食べたい!』


最初から自分で決めて良かったのによ…。


Aに買って貰ったクレープを食いながら、ふと今日の夜のイベントを思い出す。


あぁ…、そうだ。
今日の目的これじゃん。

…忘れるわけないんだけど…。


*ヒラside

うわー…何、あの二人恋人なの?


「フジー、俺にもクレープ買って」

「え、何で」

「なんとなく、いいでしょ」

「自分で買いなよ…」


文句を言いながらも買ってくれる。
やっぱりフジって甘いよね。

…これ、本当に生徒が作ったの?
旨すぎでしょ。

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作者名:璃音哀 | 作成日時:2017年4月25日 22時

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