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カカシ班・伊作と雑渡・兵庫水軍(5) ページ2

其処へ、チリンチリン。

?「失礼するぞ。店主よ、来た。おや、パウロ殿達はまだのようだな。」

扉から、綺麗な蝶の羽根を生やした小人達が、羽根を閃かせながら飛んで入って来た。綺麗な花冠を付けた美しい女を筆頭に、何人ものフェアリーが入って来る。

ナルト「へえ!凄えな。ホントに蝶の羽根が生えてら!初めて見た。」

ナルトは思わず立ち上がると、先頭のフェアリーに近づく。すると、

フェアリー1「おい、其処の小僧!止まれ!無礼な。我らの女王陛下に断り無しに歩み寄るなど。覚悟はしておろうな!」

フェアリー2「我らを花の王国の王族と民と知っての狼藉か!」

ナルト「えっ?!ち、ちょっと待てよ!そんなつもりじゃ!」

ナルトに語りかけてきた二人は、フェアリーの魔法兵士である。女王に無礼を働いたと、ナルトに両手を向け、魔力を込め始める。攻撃魔法を放つ気だ。呪文を詠唱し始めた。女王のティアナは、慌てて止めるために声を上げようとする。その時、

カカシ「お待ち下さい。」

ナルト「カカシ先生?」

カカシ「いいから、ちょっと黙ってろ。」

視線だけナルトに向けてそう強く言うと、フェアリー達に片膝を着く。

カカシ「うちの班の部下が大変失礼を致しました。此奴は、まだ此処へ来て日が浅いもので、礼を余り判らぬ次第でして、ご容赦を。」

頭を下げたカカシを見て、ナルトも、片膝を着き、頭を下げて詫びた。其れを見たティアナは、部下二人に、魔法を止めるよう言った。渋る二人を一喝すると、二人は慌てて後ろへと下がる。

ティアナ「良いのだ。其方はきちんと詫びの心を示してくれた。此処は戦いは許されぬと聞いている。忘れてくれとは言わぬが、気になされるな。」

カカシ「有り難う御座います。女王陛下。」

ナルト「済まなかったな。」

席に戻ると、カカシは、ナルトの頭に拳骨をお見舞いした。

ボコッ!

ナルト「あ痛てっ!」

カカシ「馬鹿なのお前は?!さっき彼女に言われたでしょ。あの人達は気位が高いから気を付けろって!危うく乱闘騒ぎになる処だ!」

ナルト「ご免カカシ先生、まさか近づいただけで攻撃してこようとしてくるなんて思わなかったんだってばよ。」

疾風「そういや思い出した。確か、フェアリーって種族は、妖精とも呼ぶんだが、部類的には、魔物にも入るらしいぜ。何しろ怒らせたら、相手を魔法でズタズタにするらしいからな。自分達からは仕掛けないんだが、礼をわきまえない相手や、侵略者には容赦無いらしいぜ。」

カカシ班・伊作と雑渡・兵庫水軍(6)→←カカシ班・伊作と雑渡・兵庫水軍(4)



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あやみ - 見てますよ(爆)楽しいです♪ (2020年3月1日 20時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» お知らせします。兵庫水軍と、空挺ドラゴンズのクロスオーバーを書き始めました。宜しければお越し下さい。 (2020年2月17日 18時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - アーデルハイド姫に軟派したのがバレたら、シャリーフが怒る(汗) (2020年2月15日 12時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)
みこち(プロフ) - あやみさん» とんでもないです。コメントいつも楽しみです。二人を出してみます。ナルトや鬼蜘蛛丸達と仲良くなれたら良いな。 (2020年2月15日 12時) (レス) id: 3f5bca2fa0 (このIDを非表示/違反報告)
あやみ - ↓我愛羅はナルト側でしたすみません(ペコリ)ややこしい書き方をすみませんでした(ペコリ)三回の書き込みが長くなってすみませんでした(ペコリ) (2020年2月15日 12時) (携帯から) (レス) id: b20f29b230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこち x他1人 | 作成日時:2020年2月5日 16時

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