◎03 ページ3
桃井side
今日、中務さんが教科書を見せてくれた
中務さんと新崎さんのグループは
クラスでも権力のある所
だから今日私が
教科書を見せてもらってた程度で
山内さんは私に八つ当たりする
「アンタみたいなのが、Aちゃんや沙織ちゃんと仲良くなれると思うなッ!!」
「本当だよねー教科書見せてもらったくらいでニヤニヤすんなよ」
山内さんが二人と仲良くなれない理由は
この性格だとおもう、声かけたりすれば良いのに
私と違って二人は
良いポジションにいるんだから
「つかさーアンタマジでキモいからキセキの世代に媚びうっちゃってさ!」
「山内ほどじゃないと思うけどねえ」
「それな、桃井ちゃん可愛そうだわあ、山内マジでちょっと性格ブス過ぎ、アタシらが言えることじゃねえけどさ、あ口が滑った」
世界が一瞬だけ色付いた気がした
それくらい二人は
私にとってヒーローだった
「Aちゃん!?沙織ちゃん!?」
「何で2人が!」
私が涙を零すのと同時くらいに
山内さんと中村さんは酷く表情を歪ませた
それは私が初めて自分の情報
人間観察が外れた瞬間だった
山内さんのグループと
中務さんのグループは同格なんかじゃなかったんだ
「ほら桃井さんお立ちよ」
「なんだお前マジでキモいよ。って、桃井さん泣いてんじゃんよ!!お前か!」
「はあ!?山内達のせいだろどうかんがえても!」
「うぃっす」
そんなコントみたいな会話が終わると
2人は私にその手を差し伸べてくれた
こんな私でもまだ笑える
「ありがとう……!」
(人生最高の笑顔を貴方に。)
.
193人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sennri - 面白いです!なんか元気が出ますw (2016年6月3日 21時) (レス) id: b9a01dfee2 (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - 死神クロさん» ありがとうございます!高校生版やることになったらどこにするかアンケート取るので是非参加してください\(^o^)/ (2014年9月8日 17時) (レス) id: a420dcbe58 (このIDを非表示/違反報告)
死神クロ - 面白かったですw ヤバイwこれ、笑わない人いないと思うwww 高校生版みたいw 続き頑張って下さいwww (2014年9月8日 14時) (レス) id: 82b2cd705a (このIDを非表示/違反報告)
汐里(プロフ) - メガネザルさん» ありがとうございます!私LINEの話書くの楽しいのでそういってもらえると嬉しいです!\(^o^)/ (2014年9月7日 23時) (レス) id: a420dcbe58 (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル(プロフ) - LINEの話すごい面白いwww画面を前に爆笑してましたよwww (2014年9月7日 22時) (レス) id: 6210693672 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:汐里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時:2014年9月6日 11時