1人の死 ページ29
伏黒「釘崎!朔夜!
無事か?!」
『あら、恵♡
随分と早かったわねぇ』
___________________
私と野薔薇を安全な場所に避難させ、恵は悠仁を助けにまたあの場所へ向かった
『ねぇ、野薔薇』
釘崎「ん?」
『…悠仁達は無事に帰ってくるわよね?』
釘崎「…あんたらしくないじゃん。
そんな心配しなくても、あの馬鹿達ならへらへらした顔で戻ってくるわよ」
『そう、かしら…』
いつもの余裕な表情を崩して、不安そうな顔をする朔夜
そんな所を初めて見た釘崎は驚きもしたが、それを言葉にするわけでもなく、そっと朔夜の手を握った
釘崎「私達が信じないでどうするの」
『野薔薇…』
朔夜はぎこちなくもその手をそっと握り返した
自分がなんでこんなに不安になるのかも分からなかった
出会って間もない少年たちを気にかける理由も
自分の手に感じる温もりも
どれも初めてのものだった
でも、その温もりは悪いものには見えなくて「このままでもいい」と思えてしまう分には
大切で、心地の良いものなのかもしれない
『…なーんてねぇ』
釘崎「何か言った?」
『いいえ♡』
自分らしくもない考えに戸惑いながらも
『…早く帰ってこないかしら』
あの子たちの帰りを待つの
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ともちん(プロフ) - るるるsさん» コメントありがとうございます!皆様のご期待に添えるように頑張ります! (2021年6月19日 1時) (レス) id: e352eff0e8 (このIDを非表示/違反報告)
るるるs - 更新楽しみにしてます! (2021年6月18日 17時) (レス) id: 7f6b75982b (このIDを非表示/違反報告)
ともちん(プロフ) - はっちaさん» わー!初コメありがとうございます!拙い文章なりに頑張って更新していきます! (2021年5月19日 0時) (レス) id: e352eff0e8 (このIDを非表示/違反報告)
はっちa - こうゆうの探してましたを更新頑張ってください! (2021年5月13日 9時) (レス) id: 4c88008713 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2021年3月14日 2時