悪女につき【呪術廻戦】

一触即発 ページ11

虎杖との会話を終わらせ、朔夜は五条に部屋へと案内されていた







五条「はい、ここが君の部屋だよ」









『地味ねぇ。妾が住むのに相応しくないわ』








五条「まぁまぁ、そんなこと言わずに」









どーどー と落ち着かせようとしてくる五条に少し腹が立ってある悪戯を考える









朔夜は変化の術を得意とする





これのタチが悪いところが、相手の記憶に1番残っている人に変化することができるということ









五条「まぁ、何も無いよりかはマシでしょ」






そう言い部屋を眺めようと五条は朔夜の前に出る









『……変化の術』(ﾎﾞｿｯ)









ねぇ、と振り向いた五条の目の前にいたのは高専時代の親友だった









五条「……はっ？」








『悟』








五条「…っ、傑…！


なんでお前っ！」








朔夜は心の中でニヤリと笑う






やっぱり最強と言えど地雷を踏めばここまで取り乱すのねぇ








余裕な男を動揺させるのも楽しいのよねぇ







『なんでって、そんな言い方はないだろう』







昔嫌という程見てきた親友の笑顔に五条の心は揺れる









五条「……」









五条が夏油へと手を伸ばそうとした瞬間






ぼふっ









その音とともに朔夜が出てくる









五条はしまったと今更ながらに後悔した









そうだ、こいつは狐だった









朔夜は恐ろしく美しい笑顔で口を開く

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