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＿＿＿＿それからも、しばらくの間ボイコットは続いた。
とはいえ、思っていたような惨状にはならなかった。それはひとえにミツ君が淡々と仕事をこなしているからだろう。
ミツ君は本当になんでもできる。家事も修業もあっさり両立し、即座に守護者たちの生活バランスを整えてしまった。スケジュール管理も完璧だ。
さすがに食事は以前より簡素なものになったが、ミツ君が作ったマニュアルのようなものに従えば、料理に慣れない男子側も、それなりにバランスよく栄養を摂取できるようになっていた。
(さすが、と言えばいいのかな……)
……そうだろうとはずっと思ってきたが、やっぱり彼は『天才』なんだろうな。
Aちゃんやティナちゃんとは少し毛色が違うのかもしれないが、彼はまさに『人の上に立つ』天才だ。人を使う才能がずば抜けている。
こうなれば恐らくはもうさほど時間もかかることなく、ボイコットも収束するだろう。
友香とクロームも皆に働きかけてくれているみたいだし、そもそも男衆がボイコットをものともせず生活できるなら、彼女達にはそれを続ける理由もなくなる。
意味もないのにボイコットを続けるのはただ空気を悪くしていくだけで、デメリットしか生まない。
(ただ、これだけは提案してみなくちゃな)
俺は、了平のトレーニングルームの前にいた。
獄寺君の指導も佳境に入り、既に漢我流と実戦的な戦闘訓練に入っている了平。彼はトレーニングルームの中央で瞑想の真っ最中だった。
邪魔しては悪いかなと思ったが、ぐっと呑み込んで近づいていく。大切な話だ。
「……家綱か？ 極限にどうした」
「ごめん了平。邪魔しちゃったかな」
俺の気配に気がついたのか、顔を上げた了平が、その言葉に小さく首を振る。
「いや、構わん！ それで何の用だ？ その顔からして極限に真剣な話なのだろう」
「……了平は妹のことになるとやっぱり勘が鋭くなるね」
俺は苦笑すると、了平のそばに正座した。そして彼の目を真っ直ぐに見つめる。
了平は向こうの世界では、俺の義兄だ。義兄さんと同じ、そして友香と同じ、シルバーブロンドの瞳。輝きも同じだ。全てを照らし出す、太陽のような。
「……了平。俺は京子ちゃんたちはともかく、友香には全て事情を話すべきだと思う」
彼女の意図はまだわからない。だが必ず俺たちの力になってくれる。
心は決めてある。だからこそ、俺はこれを了平に伝えなければならない。
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やっさん(プロフ) - さにー☆彡@多忙によりリプ遅れますさん» いやー、ブラコンから、続く大長編になりましたね。ブラコンからですと、part18を突破になりますね。後書きの謎もありますが、大空の姫の時間旅行!?の最後に、登場する、少年のお墓のX の、謎も明らかになっていません。その、謎も含め続編、楽しみです〜♪♪ (2020年1月12日 18時) (
レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - ゲームでなく、お祭り♪♪でしたか笑。失礼しました♪♪。 (2019年12月11日 18時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - 〜♪。そうこなくてはね〜♪さぁ、楽しい♪♪ゲームのはじまりだ〜♪←白蘭 (2019年11月7日 19時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡@多忙によりリプ遅れます(プロフ) - やっさんさん» ご心配頂きありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2019年10月14日 19時) (レス) id: 6034bec340 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» 更新があり、とりあえず台風は、無事に切り抜けたようですなによりです。ひどい被害が出ている為、心から喜ぶというわけには、いきませんが。 (2019年10月14日 19時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2019年5月11日 21時
