インタールード ページ2
「CEDEF総員、お聞きなさい！」
巨大マフィアボンゴレの、継承式真っ最中に起きたボンゴレ
彼の子供たちや守護者たちを含めて大混乱に陥ったホールに、
たった今CEDEFのボスを息子に譲った雲雀Aの大音声が響き渡った。
「今すぐに
「親方様…いえ、A様！？ 何を仰っているのですか！？」
「奥方様、笹川様、10代目の御許へ！ 迅速に晴の炎の照射を！」
「何故…！ 10代目はもう既に事切れていらっしゃるのに、」
守護者たちではなく、周りがAの突然の言動に唖然としたまま思い思いの言葉を吐露する。
しかし中学の頃からAのことを知り、仲間としてあり続けた守護者たちや、
彼女の元で学んだCEDEFの者達は、即座に彼女の言葉が“正解”だと判断して動き始める。
「それから、暗殺犯の遺体は焼いて下さい。『それ』からは嫌な予感しかしません」
「そうですか。それではすぐに焼き捨ててしまいましょう。
せっかくの、ボンゴレ終焉に向けての歩み出しを邪魔してくれたのです……その責任は取っていただきましょう」
三叉の槍を振りかざした六道骸が、暗殺犯の遺体の上に有幻覚の火柱を生み出す。
大理石の床すら溶かす灼熱の炎に、彼の体は一瞬で焼け飛んだ。
「A。“死んだ”沢田綱吉を相手に、また何か企んでるらしいね」
「恭弥様…。ええ、彼を…このまま行かせるわけにはいかないのです。
子供たちのためにも、ボンゴレのためにも。
私には、彼の“行き先”を把握し、魂を凍結する義務があります。彼はこのようなところで死ぬお人ではないのですから」
「…昔からだけど、君は随分彼を買っているよね」
雲雀の、少しだけ不機嫌そうに低められた声に、Aは少しだけ顔を上げて笑った。
場違いな発言であっても、彼女にとって彼の言葉は柔らかく胸に響く。
「A様、雲雀様！ 復讐者が！」
「…ええ、待っておりました」
空中に現れた黒い炎を見て、Aは唇を歪ませる。
第8の炎は、空間を司る死ぬ気の炎。
「必ず突き止めて見せます、10代目。あなたがどこにいらっしゃるのかを」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やっさん(プロフ) - うむむ!!沢田綱吉さんの、化身、沢田家綱さん、代理家庭教師として、リボーン以上の鬼かも苦笑汗汗(^^;;。 (2020年8月16日 11時) (
レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - うむむ？田沢光貞の正体は不明？さらに、沢田綱吉が、本当に死んでいる！？沢田家綱の幼馴染みの少女にも秘密がありそう・・・。全体的に、何かが少しずつずれている！？。続編、楽しみ♪♪ながら読んでいましす♪♪ (2019年3月17日 5時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 霧の守護者さん» そう言っていただけて光栄です！！ 頑張ります！！ (2018年1月21日 8時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
霧の守護者 - ヤバい、めちゃくちゃ面白い。 これからも便新よろしくお願いいたします。。。(〃_ _)σ‖ (2018年1月20日 23時) (レス) id: 85a4490bed (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - シノノメさん» コメントありがとうございます！！ 面白いと言っていただけて光栄です！ これからもよろしくお願いします！！ (2017年11月15日 13時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年10月20日 20時
