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「あの…本当にここで待機でよかったんですか？」
「言ったでしょ。お出迎え係なんだから、問題ないよ」
メガネをかけた遥弥先輩が、淡々と言う。
日が傾いて暗くなっている昇降口で、私と遥弥先輩とツナ先輩は何故か雲雀さんを待っていた。
そりゃあ、雲雀さんのことだから、学校から煙が立ってたら駆けつけてくるだろうけど…。
「お、俺、皆のそばにいなくてもよかったんですか？」
「君は、冤罪で咬み殺されてもいいのかい？
彼はこの学校の状態を見たら、怒り狂うんじゃないの？」
「…雪村さんが校舎破壊したんですよね！？」
ツナ先輩のツッコミに、遥弥先輩はいけしゃあしゃあと頷いた。
…ともあれ。今、遥弥先輩は手に、開発に成功したという死炎銃を持っている。
どうやら、学校の入り口にかけられた幻術を直前に解くらしい。3代目雪の守護者である彼には、霧の波動も流れているからだ。
「ほら、来たよ」
バシュッ、と銃から霧の炎が放たれるのと、ドゴ！という破壊音が炸裂したのは、ほぼ同時だった。
そして。
「ヒ、ヒバリさん…！」
「…沢田綱吉。どういうつもりだい？なんで校舎が氷漬けなの？
事と次第によっては…いや、何がどうあれ咬み殺す！」
「ひいぃ！」
助けを求めるようにツナ先輩がこちらを向いたので、雲雀さんもこっちを見た。
そして「君達、誰？」と尋ねられる。
「通りすがりだよ。俺は彼女の知り合いでね。迎えに来た時に被害に遭ったんだ…ほら、入校許可証」
「ふぅん」
メガネと暗さが功を奏したのか、雲雀さんは遥弥先輩を気に留めずにツナ先輩に向き直る。
というか許可証をどこで…。
すると。
「校舎を破壊したのは敵だよ、雲雀恭弥」
「？」
「この氷は幻術。あの煙はグレネードによるものだ……ちょうど今、上の階にいるんじゃない？」
行くかどうかは君の自由だけどね。
と、彼は言った。嘘つき…。
雲雀さんはふん、と言うと身を翻し階段を上っていった。
安心した顔のツナ先輩。
「…思考が単純な戦力は扱い易くていいね。彼には、馬車馬のように働いてもらおう」
ボンゴレの戦術師“氷上の魔王”は真っ黒な笑みで仰った。
どうやら彼の徹夜続きの一端は、恭弥おじ様が担っていたようだ。
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さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» そうなっています笑 リンクする作品を作るのが結構好きでして……これからもよろしくお願いします！ (2019年3月13日 18時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - さにー☆彡さん» ボンゴレの小説は、派手な戦闘になってしまうのですね汗笑笑。楽しみ♪ながら、続編を読んでいきます♪♪余談ですが、このシリーズ、ブラコンから、少女のタイムスリップ、大空の王シリーズと大長編になっているのですね汗笑笑。 (2019年3月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！！ (2017年7月20日 13時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
空 - 絵うまいね… (2017年7月20日 13時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - みーさん» はい！出ます！ (2017年5月8日 18時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年3月25日 20時
