22 【NOside】 ページ24
「クフフ…お久しぶりですね」
長い髪を後ろで束ね、錫杖を手にした男が、ソファで書類を作成している黒髪の少年に近寄った。
男のそばには、彼と同じような髪型をした少年が三叉の槍を持って控えている。
「…どうも、六道さん」
「クフフ…君に敬語を使われると、やはり少し調子が狂いますね、雲雀遥弥。
怪我の具合はどうですか？」
「どうも何も、もう完治済みですよ…母の部下が五月蝿いから、目立った仕事ができないだけです。
『指を怪我したら研究ができない』だと。全く、下らないね」
冷ややかな声音で言い切り、遥弥は男…六道骸の側いる少年に目を向けた。
藍色の髪に、
「やぁ、めぐ。謹慎は解けたのかい？」
「…僕の名前はめぐではなく巡です。まぁ解けたは解けたってところですかね」
「10代目の命を無視して、暴走した君が悪いよ。あの人は小学生の君が前線に出るのを嫌がる。
増してや相手は霧の最高幹部【
「…そこが彼の甘い所なんですがね」
あまりにもマフィアのボスらしくない、と骸が嗤う。
良くも悪くも、自覚が足りないのだと。
遥弥は興味が無いというように肩を竦めると、ポケットから銀の銃を取り出した。
骸は一瞬目を細めるが、それの正体に気づくと、「ほう」と微笑んだ。
「やっと完成したんですか。死炎銃」
「まぁプロトタイプだけどね…これで、自分の属性以外の炎も使って戦えるようになると思います」
「カートリッジには何が？」
「山本さんの雨の炎です。ただ、弾の提供者の消耗が激しいのが問題点だ…改良の余地はまだある」
普通のサイズなのに、異常な程に大きい銃口。
遥弥は口元を少し和らげると、銃を再び仕舞う。
「いいですね。それでどんどん雲雀恭弥の…風紀財団の資産を使ってしまいなさい」
「俺の利用の仕方が悪質ですね…今更ですが。
それとめぐ」
「巡です。なんです？」
「近いうちに、君も過去に行くことになるかもしれないよ。梨奈を助けたいでしょ？
10代目に気づかれないように、用意しておきなよ」
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さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» そうなっています笑 リンクする作品を作るのが結構好きでして……これからもよろしくお願いします！ (2019年3月13日 18時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - さにー☆彡さん» ボンゴレの小説は、派手な戦闘になってしまうのですね汗笑笑。楽しみ♪ながら、続編を読んでいきます♪♪余談ですが、このシリーズ、ブラコンから、少女のタイムスリップ、大空の王シリーズと大長編になっているのですね汗笑笑。 (2019年3月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 空さん» ありがとうございます！！ (2017年7月20日 13時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
空 - 絵うまいね… (2017年7月20日 13時) (レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - みーさん» はい！出ます！ (2017年5月8日 18時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年3月25日 20時
