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『髪を結い上げるのは見送り』ということで議論を終結させたらしい彼女たちは、きゃっきゃっとはしゃぎながら執務室を出ていった。
……そしてその可愛らしい背中を見送ったあと、森は護衛の黒服構成員を下がらせ、改めて太宰と中也に視線を向けた。
3人きりになったということは、準幹部級以上の階級にしか出来ない話をするということ。自然と太宰と中也の表情も引き締まる。
「会談は夕刻からだけれども、そろそろ風紀財団の使者である草壁哲矢が到着する頃だ。
可及的速やかに準備を始めなくてはならない＿＿＿＿そしてそこでなのだがね、太宰君、中原君」
「はい、
「今回の護衛は君たち二人に任せたいと思うのだよ」
それを聞いて、どういうことだと双黒の二人は同時に眉を寄せた。
……護衛を幹部の太宰、そして準幹部の中也で行うということは、それなりの相手を迎えるということを意味する。
だが今回の会談相手は新興財団の、しかも副官だ。
いくら風紀財団が並盛の頂点だった旧華族の一族が営む組織とはいえ、果たして彼らに恩を売った側のポートマフィアがそこまで気を遣う必要があるのか。
「売る恩は多い方がいいのだよ……これからの為にもね。それに雲雀恭弥はとても気難しい人物だと聞いている。機嫌を損ねられたら事だ」
「ですが首領、あまりに低姿勢が過ぎるとポートマフィアの威信に関わります。首領、貴方がそこまでする理由を、」
「太宰君」
思いの外重く、低く響いた制止の声に、太宰がぴくりと肩を緊張させて口を閉ざす。
森はゆっくりと顔を上げると、ただ静かに双つの黒を見上げた。
「これは
「……」
太宰は黙したまま目を細めて、視線を返す。
そしてふうと小さく息をつくと一言、「はい」と首を縦に振った。
＿＿＿＿双黒で共に執務室を出て、今はエリスと一緒に遊戯室にいるだろうAの様子を見に行くために歩き出したところで、
中也が「おい」と太宰に声をかけた。
「どういうことだ、首領のあの態度。どう考えてもおかしいだろ、新興財団如きに萎縮してるとも思えねェ」
「そんなの私が聞きたいよ。
……ただ一つ云えるのは、風紀財団の後ろには首領でも最大限に警戒をしなくてはならない何かがあるという事だけだ」
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さにー☆彡(プロフ) - きなっちょさん» ありがとうございます！リボーンと文ストのクロスもっと増えてほしい…楽しんで頂けたなら幸いです！！ (2019年7月11日 19時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
きなっちょ(プロフ) - ものすごく面白かったです！文ストとREBORN!!のクロスオーバーってあんまりないからこれ見て感激した(^^) とにかく設定が凄い…( ；∀；) (2019年7月10日 13時) (レス) id: 9d0e711e2b (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» わざわざありがとうございます笑 実は元々リボーンの子でしたので、かなりややこしいです。年に触れると怖いです笑 (2019年3月3日 10時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 全て、読みました。夢主の実態は、ややこしいですね。文ストだけに、ヤバい話ですが、陽気なヤバさで面白いです。それに、しても、夢主さん、かわいい姿をして、怒らせると、滅茶苦茶怖い！！滝汗。 (2019年3月3日 9時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - futureblue�鏡い気�» ありがとうございます！！ どちらも面白いですよね！ 続編書いたらぜひ、よろしくお願いします！！ (2018年4月27日 19時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年4月2日 11時
