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「うっ……あぁッ……」
噴き出る、鮮血。
あまりにも鮮やかなその赤に目を奪われる。苦しげに呻きながら、友香はやけにゆっくりとその場に頽れる。
「っ友香――――ッ！！！」
届かないことを承知で……いやそんなことも頭にないまま彼女の名を叫ぶ。了平と京子ちゃんが一瞬遅れて彼女を呼んだ。
どうしよう、どうして、どうすればいいんだ？
俺が、あの時、もっと強く止めていれば！
「友香さん！！」
「ハハン……おわりですね」
上空で桔梗がうっそりと笑う。そして、くずれ落ちた友香を見下ろしてから、彼女を必死に支えようとしている正一君に目を遣った。
「勝敗は決しました。このままでは彼女は助からない」
「くっ……！」
「今すぐこの場で負けを認めれば、彼女の命だけは助けてあげましょう。
白蘭様は、この時代の彼女とは知らぬ仲ではありませんし……何よりウチには晴の兵士など余るほどいますからね。終始人手不足なそちらと違って」
やはり白蘭と知り合いだったか、とリボーンがこちらの陣営で呟く声が聞こえた。
しかし俺はそんなことを今気にしている場合ではない。素早くリングと特殊ボンゴレ匣を取り出し、指輪に大空の炎をともした。
(観覧席は壊せない、お前はそう言ったな白蘭。……それがどうした！)
フェイならば。
破壊など造作もない！
「＿＿＿＿待って！！」
その刹那。
緊迫した場に、澄んだ力強い声が響き渡った。
俺ははっとして動きを止め、自身の手を見下ろす。まさに開匣する一歩手前の状況の俺を、止めるためのような制止の声だった。
「友香……？」
モニターの中で、脇腹をおさえた友香が正一君の手を借りて、ゆっくりと立ち上がる。
その可憐なかんばせにある二つの瞳にはまだ、強く輝く覚悟の炎。
「友香さん、しゃべっちゃだめだ！」
「へいき……です」
「……その状態でまだ、私から逃げるつもりですか？ ハハン、無謀もほどほどにしておいたほうがいい。今ならまだ命だけは助けてあげますよ」
「あなたたちの力を……借りるつもりはないの。これは……私の戦い」
「ほう、それをあなたが言いますか？ マフィアの抗争に首を突っ込んだだけのあなたが？」
そして深入りしすぎて死んだ、あなたが？
桔梗の目が細まる。友香が苦しげに息を吸いこむ。
「わからなくていいです。これは彼を取り戻すための戦いだから」
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
