インタールード ページ47
綱吉が死んだことには、何か意味がある。
そしてあの日の暗殺者が、何かを知っている＿＿＿＿。
彼の言ったことは、たしかにその通りかもしれない、と思えた。
撃たれて死んだはずの彼の魂が、なぜ、この世界に飛ばされたのか。
どうしてこの異世界に、自分たちが仮の輪廻転生をすることが許されたのか。
「僕は、ずっと考えていた。黒曜センターで目覚め、彼の存在を知ってから」
雲雀はぽつりと言った。
投げたリングを見て、そっと目を伏せる。
「笹川友香。彼の寿命は知っているかい？」
「……はい。もう、一年ほどしかないと」
「彼の病状が曖昧なのに違和感を抱いたことは？」
「……え」
友香は思わず顔を上げた――そうだ、言われてみれば。
心臓が弱い。気管支が弱い。彼はずっと身体が弱かったが、具体的な病名を聞いたことはなかった。
「きっと一年はタイムリミットだ」
「タイムリミット、」
「彼の魂が消えてなくなる期限だよ」
友香は目を見開く。
浮雲は――彼の"雲"は、あくまでも淡々と言った。
「この世界で、恐らく、沢田家綱は、生まれ落ちた時から死んでいた。
そして、死んだ沢田家綱の身体に、綱吉の魂が入り込み、無理やり生き長らえさせた」
「彼の身体が弱いのは……病気じゃ、なかったということ、なの？」
「……。きっと、君のいたパラレルワールドは、家綱の生まれ落ちた瞬間に、『沢田家綱が生きている世界とそうでない世界』として分岐した世界だったんだろうね」
言い終えると、彼は頭痛に顔を歪ませた。
「今日の入れ替わりは終わりだ、とっとと帰って」、苦しそうにしながらそう言う雲雀に追い返され、友香は茫然自失したまま応接室を出た。
＿＿＿＿彼の、雲雀の仮説を否定できない。
そうだ、そうか。
この世界の『沢田家綱』は、すでに死んでいたのか。
(私は、どうすれば、いいの……？
ミツ君のことをボスにと推している誰かを探るべき？ この時代の白蘭さんに、話をしてみる？ それとも、ユニちゃんに……？
……でも、白蘭さんはまだ力に目覚めていないかもしれないし、リスクが大きい。
それにユニちゃんを危険に巻き込むのは、絶対にだめ)
どうすれば、彼を助けられるのか。
このままでは、あと一年で、彼の魂がタイムリミットを迎えてしまうかもしれない。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
