インタールード ページ36
「だが、ボス」
「γ」
難しい顔をして反論の言葉を紡ごうとしたγの名を、ユニが柔らかい笑みを浮かべつつ、揺るぎない声で呼んだ。
「私は大丈夫。だから、退席してください」
「……Si, boss」
唇を噛み、頭を下げたγが、そう言って敬礼をして踵を返す。だが、部屋を出るその直前で足を止めると、友香の方をじろりと睨んだ。
(大切にしてるんだなあ。ユニちゃんのこと)
『あの世界』みたいに。
友香はかつての記憶を思い出し、ふわりと微笑みを返す。若い『ユニとγ』の一面を見られて、僅かに心が温かくなった。
パラレルワールドでも、彼らの信頼関係は変わらない。これから苦難が待ち受けていようとも。
「ご、ごめんなさい友香さん。γが」
「フフッ、気にしないでユニちゃん」
γの鋭い目付きが心配ゆえだということをわかっているユニが、僅かに頬を染めてそう言う。彼女もγのことが好きなのだ、と気がついて友香は笑みを深めた。
微笑ましいなあ――ああ、この世界でも、ずっと彼女がγさんと幸せでいられたらいいのに。
「……それで、お話ですが」
「はい」
しゃん。
ユニの真剣な声に、友香の背筋も伸びる。
見た目が愛らしい少女でも、こういうところは、やはりボスの器……大空なのだ、と友香は改めて思う。
彼女の炎は強く、美しい。
「私は、このまま白蘭の下へ行くことにします」
「え！」
「勿論対策をしていきます。魂は飛ばすのではなく、他の方法で守ります」
＿＿と、いうことは、つまり。
「操られる振りをする、ってこと……？」
「はい」
「な、なんのために」
予想外の答えに友香が狼狽えていると、ユニは「目的は二つです」と言って目を細めた。
「一つは、マーレリングを守ること。白蘭が悪しき者ならば、私が側で潜入・監視する必要があります。
近くにいることで、彼の情報を得ることもできるでしょうし……アルコバレーノのおしゃぶりも持って行ってしまうリスクはありますが。あくまでも操られる"振り"なので」
「そうだね。トゥリニセッテの運用ができるのは、魂のあるユニちゃんだけだから……。
それで、あと一つは？」
「あなたと白蘭の間に、パイプを作るためです」
その言葉を聞いて、友香は目を見開いた。
どうして、と言う前にユニは答える。
「最近のボンゴレの体制には、私も疑問を持っていました。
あなたと白蘭が知り合うことで、何か分かるのであれば……私はそれに協力します」
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
