インタールード ページ35
「私は……あなたの言う通り、あなたに、大切な話をしにきました」
「はい。話してください、友香さん」
優しく微笑む彼女の瞳に映る、オレンジ色の炎。それは紛うことなき、意志の炎だ。
それを見て、友香は――否、『京子』は不意に泣きそうになった。
そう、この色。大空の色。いつか“彼”が言っていた。……ユニをはじめとするアルコバレーノのボスは、大空を体現するのに相応しい人物なのだという。
包容する大空。自分の世界のユニやその後継者・ソフィア。彼女らを見ていると、一緒にいると、いつもその、“彼”を思い出すのだ。
同じ、強いオレンジ色の輝きを額に宿す。
京子の、“沢田綱吉”を。
「ユニちゃん。私はもともと、パラレルワールドの人間なの＿＿＿＿」
＊
「……そう、だったのですか」
友香の話を全て聞き終え、ユニがぽつりと呟いた。
さすがの彼女も驚いたことが多かったようで、半ば呆然としている。近くで話を聞いていたγは言わずもがなだ。
「ボス、こんな話を信じるのか」
「信じ難い話ではあるけど……私は信じます。トゥリニセッテは解明されていない部分も多い、秘められた力があってもおかしくないでしょう」
「だが、生きた人間の魂をパラレルワールドに飛ばし、他人に憑依させるなど」
「γ。では、あなたは友香さんが、私を騙すためだけにここに来たと言うんですか？
わざわざ、単身マフィアの本拠地に乗り込むリスクを侵してまで」
γが反論の材料を見つけられず押し黙る。
それに、騙すならもっと信憑性のある話をするはずだ。 そう言って彼女は、再び友香に向き直る。
「友香さん。あなたの言うことが本当なら、私はこのまま白蘭率いるジェッソファミリーと手を組むことになり、そして操り人形となるんですね」
「う、うん。でも私達と一緒にいたユニちゃんは、ギリギリで他のところに魂を移して無事だったって……」
「それでも、私は白蘭の手に落ちる……。そして友香さんの世界の私が無事に逃げられたからと言って、私がそうできるとも限らない。
そうなれば……」
呟いたユニは、少しだけ逡巡した様子を見せたあと、顔を上げた。
そしてγの方に顔を向けた。
「ごめんなさい、γ。少し席を外してください。
私、友香さんと二人で話さなければならないことが出来たんです」
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
