インタールード ページ31
＿＿＿＿そして。
そう言った綱吉は、一か月後に、死んだ。
それは、ボンゴレ10代目・田沢光貞の24歳の誕生日を祝うパーティーでの出来事だった。
そのパーティーに出席していた彼の頭上に、シャンデリアが落ちてきたのだ。
その下敷きになっての事故死だった。
「まさか、ジョット様の直系血族である沢田家のご兄弟が続けて亡くなるとは」
「お優しいご兄弟だったが、この裏社会では生きづらかったか」
「しかも弟の綱吉様は、ボスの許可を取らないままボンゴレリングを砕いたばかり……。まあ、守護者の方々の中に彼の支持者がいたそうだが」
「まさかそれが原因で」
「おい、めったなことを言うな。兄の家綱様はご病気で、綱吉様は事故で亡くなられたんだ」
「そうだ。しかも守護者の面々が対立するようなことを」
「だがボスはやはり、雲と霧の守護者とは……。家綱様が亡くなられてからは、晴の守護者とも距離が開いたと」
「おい、やめろ。口を慎め！」
綱吉の葬儀が終えられてしばらく経ったあとでも、ボンゴレ内は不穏な空気が拭えなかった。
あちこちで交わされる噂話は、守護者の一部とボスの不和についてと＿＿相次いで亡くなった家綱・綱吉の死について。
しかも、ある程度の戦闘能力があることが知られていた綱吉が、落ちてくるシャンデリアに無抵抗に潰されたというのだから不審に思った構成員もいた。
しかし、誰も何も表立っては口に出さなかった。
この二つの不審死にまとわりつく闇は深すぎる。死にたくなければ口を噤めという空気が、間違いなくそこにはあったのだ。
……そして友香は家綱と綱吉を相次いで亡くし、すっかり参っていた。
愛する夫の魂の持ち主ではなかったとはいえ、死んだ綱吉は『沢田綱吉』であることに間違いはなかった。
友香にとって二人は、この世界で弟のような存在だったのだ。
そして、動かなくなった綱吉を見て、彼女は何も言わずに眠ったままの愛する夫の顔を思い出してしまった。
昏い絶望が友香の心を支配する。闇の中に一人、孤独に沈んでいるような心地だった。
＿＿＿＿誰を信じればよいのか、と綱吉は友香に聞いた。
しかしそれは、彼女こそが今、一番知りたいことだった。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
