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ミツ君の鋭い号令で、硬直していたファミリーが慌てて動き出した。
しかしツナは相も変わらず真っ青のままで、その場を動けていない。
急いで駆け寄ろうとするが、俺も動揺が残っているのか、それとも身体がついていかないのか定かではないがうまく足が動かない。
「家綱、行くぞッ」
「りょ、了平」
そして、そんな俺を肩を貸すことで支えたのは了平だった。
友香のこと、白蘭のこと、聞きたいことは色々あるはずなのに変わらず手を貸してくれる親友に涙ぐみそうになり、
しかしツナを思い出して慌てて彼を止める。
「だめだ了平、まだツナがっ」
動けてないんだ、助けないと。
それが声として音になる前に、白蘭が今度は自らこちらを追ってくるのを見て、俺は目を見開く。
“あの時”と同じようにディーノさんが白蘭を食い止めようと前に出る。
「誰が相手だろうと、僕を止めることはできないよ！」
白蘭が愉しげともいえるような声音で叫んだ。
まずい。“あの時”の白蘭より、もとよりユニの『有用性』を理解していたらしいあいつには理性と冷静さが残っている。
止めないと＿＿＿＿。
「クフフフ……それはどうでしょうかねえ」
「っ」
「＿＿＿＿僕に限って」
そして。
突如として現れた気配、聞こえた声に俺ははっと息を呑んだ。
ゆらりと空気が、否、空間そのものが揺らいだその場所から、割れ目から姿を現したその男を見る。
ああ、そうだ。お前がいてくれたよな。
忘れていていいはずがなかったんだ。
「＿＿＿＿骸！」
「これはこれは。随分と久しいですね沢田家綱。
そしてその弟でしたか……おや、これは少々使い物にならなくなっていますね」
三叉の槍を構え、風に髪を躍らせた骸が白蘭の前に立つ。
左右で違う色を持つ眸。その片方、赤い眸に刻まれた「六」の文字が、浮かべた薄笑みとともに「一」に変化した。
「骸クンか。うーん悪いけどそこ通してくれない？ ボクその家綱クンのうしろにいる女の子に用があるんだよね♪」
「大空のアルコバレーノのことですね。存じていますよ。彼女はどうやらもろもろのカギを握る存在のようだ」
「そうそう、そうなんだよ。だからさ」
「クフフ、もちろん答えは」
ドン、と。
轟音がとどろき、灼熱のマグマが地面を突き破って巨大な火柱となる。
「＿＿＿＿NO、ですよ」
「……ま、そうなるよね♪」
白蘭が火柱の中でにやりと笑った。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
