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「……ッ！！」
ビシリ、と。
空気が固まる音を聞いた気がした。
「ツナとミツが争う、って……」
「嘘だろ、なんで」
「嘘じゃないよ？ こんなことでボクが嘘をつくメリットはないデショ？」
山本も獄寺君も動揺して呆然としている。まるで信じられないという顔をした彼らは、真っ青になりながらツナと、それからミツ君を比べ見ている。
だが、それ以上に蒼白なのはツナだ。既に額の炎は萎み、瞳の色は戻ろうとしている。フェイも形を保てず、このままならばすぐに匣に戻ってしまうだろう。
(白蘭、お前は……ッ！)
ミツ君は厳しい表情をしていた。白蘭を睨む眼差しはまるでXANXUSと対峙したリング戦の時よりも更に鋭く、凍てつく氷のようだ。
そしてその表情まま一瞬だけツナを睨むと、地を這うような声で応えた。
「……メリットならある。今ここでボンゴレを仲間割れさせて確実に潰し、ユニを確実に奪うための嘘だ、って可能性は十分にあるだろう」
「ん、まーたしかにそうかもね♪」
予想外にあっさりと認めた白蘭はしかし、「でもさ」と続けて目を細めた。
「君も今回の戦いだけじゃなく、いろいろ思うところがあったんじゃない？」
「……」
「ま、友香チャンの件に関してはボクはほとんど知らないし、ユニチャンの方が詳しいと思うけど＿＿＿＿まあ」
どうせユニチャンは僕らのモノになるから関係ないか、と。
ニコリ、音がしたような錯覚を覚えるほどいい笑顔浮かべた白蘭が、そのアメジスト色の目を細めた。そして視線がユニを捉える。
……まずい、と唾を飲み下した。
今までのはともかく、この瞬間から白蘭は本気で彼女を奪いにくる！
(白蘭、ホンットに余計なことばっか言いやがって……！
今まで流されてたXANXUSの態度も、フェイのことも、ツナと俺のハイパーモードも、友香のことも、
ぜんっっっぶ不審に思われ直した！)
これで本当に仲間割れだけを狙った作戦なら大成功だ。
くそ、と小さく毒づき、ミツ君を見る。
彼も白蘭の雰囲気の変化を感じとったのか、すぐに態勢を整えていた。
「ここは引くぞ。ユニを奪われるのはデメリットの方が大きい。
……それから、ツナ、友香先輩。話は後で聞く」
「ミツっ、俺はそんなっ！」
「行くぞ！」
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
