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しかし止めようとしたが、遅かった。白蘭はツナの問いに答える。
「君はどうして、第１候補に……ボスに選ばれなかったんだろうね」
「は……？ 何を言っている、それはただ俺がミツよりも弱いから、」
「そんな力を隠し持ってて『弱い』はないでしょ、綱吉クン♪」
ツナがフェイを見た。フェイは何も言わず、静かにその場で羽をはばたかせている。
そして視線をさまよわせるようなしぐさをして、ゆっくりと口を開いた。
「……違う、この匣は」
「ウン、確かに本来の持ち主は君ではないのかもしれない。でも匣がなくても君は強いよね？ 少なくとも10代目として申し分ないほどには」
それなのに、ボス候補は彼になった。そしてこの時代では、彼が正式に10代目となった。
そう言って、白蘭は一歩、ツナと友香に近づく。
「おかしな話だよねえ。だって君は初代の直系血族、ミツ君は傍流の分家筋だ。それなのに彼が選ばれた。最終的に」
「白蘭！」
「どうしてだと思う？」
見かねたユニが口を挟むが、白蘭は聞き流してツナの前に立った。
フェイは動かない。ツナは顔を近づけてきた白蘭を見て息を呑み、その場でのけぞる。
そしてひどくかすれた声で絞り出す。
「……そんなこと、俺は」
「わからないかなぁー。まあいいや。じゃあ少しだけ教えてあげる。
ヴァリアー、守護者、派閥争い。……君たちは、ボンゴレはもはや１つじゃなかったのさ」
「何が、言いたいっていうんだ……」
「察しが悪いねえ。君のお兄さんはとうに気づいていたみたいだよ？ この時代の彼も、今の彼も。ねえ家綱クン」
白蘭、もうやめなさい、とユニが叫んだ。
だが止まらない。白蘭は邪悪な薄笑みを湛えたまま、続ける。
「この時代のボンゴレはボクが滅ぼしたんじゃない。確かにとどめは刺したけど、初めから君たちの内側は既に脆くボロボロになってたんだ。
田沢光貞の10代目就任が決まって尚、水面下で行われていた内紛によってね」
「内紛……ヴァリアーか……？」
「間違いじゃない。でももっと正確に言うと」
＿＿＿＿10代目ボス・田沢光貞の派閥と。
それを認めず反ボスを掲げるXANXUSを筆頭とした、沢田綱吉の派閥の争いさ。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
