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皆の注目を浴びる中、白蘭がゆったりと、口を開いた。
そして言う。
「悪いけど」
その切り出し方に、正一君の周りの空気が固まった。ああそうか、と俺は目を細める。そうだよな、白蘭、お前は。
ミツ君からは変わらず、冷たい殺気が漏れ出ている。彼は初めから白蘭の妥協をあてにはしていないんだろう。
ボンゴレリングを奪われないために、今打てる最善の一手を探している。
「そんな約束は覚えてないよ」
「……そんな！ 白蘭サン、あなたは、チョイスに関してだけは嘘をつかない人だったはずだ！」
悲壮な顔になって縋る正一君を、ミツ君はもう見ていない。
しかし＿＿＿＿彼の瞳に、凍えるほど冷たい殺意が宿ったその、刹那。
「私は反対です」
リボーンのおしゃぶりが光った。晴のおしゃぶりの明るい光が辺りを照らし出す。
正一君とミツ君のそばで、厳しい表情で成り行きを見守っていた友香の顔が、ふわりと緩む。
そして彼女の視線が、初めて観覧席の俺に向いた。彼女は俺を見て、少しだけ微笑んだ。
ああ、そうか。
(友香＿＿＿＿いや、京子。やっとわかったよ)
オレンジ色のおしゃぶりを首にかけた少女が、ゆったりとした歩みでこちらへ近づいてくる。
微笑みを浮かべた愛らしいかんばせが、オレンジ色の光の中からあらわになった。
「ミルフィオーレのブラックスペルのボスである私にも、決定権の半分はあるはずです」
そして言った。
「ここでは、“はじめまして”ですね。あなたは守ってくれたのに、私は守って差し上げられなくて、ごめんなさい。
……友香さん」
「ううん、いいの。力になれて、よかった。ユニちゃん」
晴れやかな笑顔で、友香は笑う。
守ってくれたと、彼女は言った。ならば、と超直感が告げる。
(この世界で死んだ“友香”もまた、君だったんだな)
「……どういうことだ？」
「それはのちほど説明します、田沢さん。みなさんも……まずは」
低い声で問うたミツ君に返されたのは、ユニの厳しい声だった。
穏やかな彼女の声に滲んでいるのは少しの敵意。これからボンゴレと協力しようとしている者らしく、うまく隠せているけれど。
ボンゴレの派閥。抹殺されたこの時代の友香が、守ったという人物。
“守った”というのがどういう意味かは不明だが、今言えるのは。
「はじめまして。私の名はユニ。元ジッリョネロファミリーのボスです」
彼女は、“綱吉”派の人間だということだ。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
