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うっそりと笑む桔梗は何を考えているのかを悟らせない目を友香に向ける。
……だが俺には何故か、その感情が読めた。血の力ゆえか、友香を映すその紫の瞳には、はっきりと責めるような色があった。
(……桔梗は、いや、白蘭たちはやっぱり、友香を知ってたのか？ ボンゴレに流れてきたあの放送で、その可能性も少しは考えてたけど)
友香はこの世界で行方不明になっている。恐らく、もう死んでしまっているのだろう。
そしてそれはミルフィオーレによる攻撃で、CEDEFの構成員たちのように『消された』のではない。
「……今の、彼女と言ったな？ 桔梗」
「ええ」
「ということはお前はこの人の10年後は知っていたんだな？ 何故だ」
ミツ君が殺気を込めて目の前の雲の幹部を睨みつける。桔梗はそれを受け、音もなく目を細めた。
「当然のことですよ。彼女はボンゴレの中でも精鋭とされた晴の炎遣いだったようですから。とはいえ極秘のことだったようですがね」
「なにィ！？」
「そんな話、他の守護者からは聞いたことも無い！ やはり笹川友香は内通者か！ そしてミルフィオーレが彼女を邪魔に思っ」
愛する双子の妹が、もう1人の妹の京子ちゃんとは違い、日陰の者としてマフィアにいたということを知った了平と、そこから不穏な想像をしたらしいミツ君が眉をつり上げる。
もちろん、この観覧席にいる者達も同様だ。京子ちゃんもツナも、呆然としてモニターを見上げている。
しかし、どこかでそれをわかっていた俺は眉根を寄せた表情のまま目を伏せた。友香が裏で動いていたとしたら、それは……。
「ハハン、我々は彼女を殺してなどいませんよ。むしろ白蘭様は彼女をしきりに仲間にしたがっておられた。
彼女が行方を晦ますまで、ボスが諦めておられなかったくらいの人材に、我々が手を下すはすない……まあ、声をかけても一度も了承の返事を貰ったことはありませんでしたがね。
彼女は骨の髄まで『ボンゴレの者』だった。それは恐らく今も＿＿」
ただし、とそこまで言って、桔梗は言葉を止めた。が、続く言葉も、俺ならわかる。
彼女が忠誠を誓っていた相手は、ボスである田沢光貞ではなかったかもしれないでしょうが、と。
そう言いたいのだ。
(ボンゴレは水面下で、派閥争いが起きていた。ミツ君は、俺達にとってのヴァリアーどころじゃない不穏分子を抱えていた。
『10年後の友香』はそちら側の人間で)
恐らくはその旗頭となっていたのが。
この世界の、俺とツナなのだろう。
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さにー☆彡(プロフ) - みっきーさん» あわわわ……………ずっと死んでいて申し訳ない………もしかしたら復活するかもなので リボーンの時をお待ちくださると嬉しいです…… (11月12日 17時) (
レス) id: 9e23474db1 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - この作品が好きすぎてもう何周目か分かりません笑 作者様のペースで構いませんのでいつか更新お待ちしております*ˊᵕˋ* (11月10日 14時) (レス) id: 39298dc62b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - はじめまして。この作品1日で読んじゃいました。続編楽しみにしています！作者様のペースで頑張ってください！ (2023年1月18日 23時) (レス) @page50 id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)
ラウル - 続編があるのか？！この話すごきだから楽しみしている。頑張ってほしい (2022年10月17日 20時) (レス) @page50 id: 33b2563cc3 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう、続編が、ないのかと、半分諦めていましたが、まだ続きが、あるのですね。まだ、時間が、必要かもしれませんが、楽しみに待っています(^^♪。 (2022年9月11日 23時) (レス) id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2020年1月30日 8時
