noisly new page

extra page　４ ページ49

.


「たかの彼女になれたのが嘘みたい。嬉しい」

「なにしおらしいこと言っとるん？」


ははっと笑いながら。

Aはツンツンっていうか、威圧感すごかったからな。

こう、素直になられると、こっちが調子狂う。


「俺も、Aに選んでもらえて嬉しい」

「ん…」


Aに口づけを落としながら。

Aんこと狙っとるメンバー、たくさんおったから。

俺なりにアピールし続けて、手に入れられたんよ。

Aの首筋にもキスをする。


「んあ、痕は…」

「わかっとる。見えんところならええ？」

「うん」


やったら、服脱がんとな。


「A、風呂は？」

「これから」

「一緒に入る？」

「入りたい」


笑ったら、Aがドキッとしたのがわかった。

おまえ、今日俺にときめきすぎやろ。

付き合いたてのカップルじゃあるまいに。

俺のこと好きって、心のスイッチ、入ったんかな。




お風呂が沸くまでとか、お風呂に入ってからも、ずっとキスしてた。

なんの会話もなくても、ただ、手をつないで、抱きしめ合って、キスをして。

必ず体の一部をつなげてる。

見つめ合っておでこをくっつけてまた。


「唇腫れてまうかも」

「けど、やめたくないな」


Aが甘えとる。

応えてやりたい。


ベッドで裸になって重なって。

深いところまでつながらなくても、満たされとる。


「好きや、A」


きゅっと指の隙間を埋めて。

俺たちの想いは、こんなにも一緒。




☆ ☆ ☆ ☆ ☆

最後までお読みくださりありがとうございましたm(__)m
次はまたガルメンシリーズ書こうと思ってます(＞_＜)
今度は研究生と絡むお話です！

.

終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)

←extra page　３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す