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清水side


Aと俺が付き合ってることは、ファンのみんなには内緒にしとる。

週に１度は仕事がなくても名古屋に来てくれて、そのときは必ず俺んちに泊まってた。

明日は名古屋でイベントがあって、一足先に前乗り。

俺は仕事があったから、渡してた合鍵で先に上がっててもらった。


「ただいまー」

「おかえりー」


仕事から帰宅した俺を迎えてくれるA。

部屋着姿…可愛い。

こうして迎えてくれる人がおるってええな。

すげぇムラムラして。


「え？え？」


Aの体を押して、寝室へ。

そのままベッドに押し倒した。

状況がわかってへんAにお構いなくキス。

Aと手のひらを重ねて、指をつないで。

はぁ、と口を離したとき、Aの目は潤んでた。


「たか…好き」

「…あのさ、そんな顔でそんなこと、言ってこないでくれん？」


止まんなくなりそうなんやけど。


「すごいかっこいい。どうしよう」


Aの顔が真っ赤になって。

ガチで照れとるA見て、俺はなにも言葉出てこぉへんかった。

本気で可愛いって思うとき、固まっちまうもんなんや。


「ごめん、重いよね。わたしばっかりたかのこと好きみたい」

「んなことあらへんよ？俺かてAんこと好きや」


ちゅっとAに軽くキスをして。


「やなかったら、帰宅早々おまえんこと押し倒さへんやろ」


Aんこと、上から見つめながら。

Aも、納得してくれた？

俺の方が好きになるん早かったし、我慢してたんが溢れてきとる。

好きやって、こんなに好きやって、どうしたら伝わるんかな？


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