同棲編 ページ20
.
目が覚める。
今日は休日だから、アラームかけてないの。
昨日は夜更かししたから、たくさん寝たなぁ…。
あれ。
ベッドに1人きりだった。
雄也はもう起きてる?
起き上がろうとしたら。
「いっ…きゃあああ!」
腰が痛んで、力も入らなくて、ベッドから落ちた。
いたたたた…。
高「A!?」
雄也がすっとんできた。
ひゃあ、裸で床に倒れてる情けない姿を見せてしまった…。
「力、入んない…」
高「あー、俺が原因だわ」
雄也はわたしをベッドに座らせてくれた。
毛布を掛けてくれる。
開けっぱなしのドアから、パンの焼ける匂い。
「朝ごはん?」
高「そう、作ってる」
「わたしがやるのに」
高「できないでしょ、この状態じゃ」
うう…立つことすらままならない。
高「俺作れないわけじゃないしさ。Aが疲れてるのも俺のせいだから」
昨夜のことを思い出す。
あんなにたくさんされたの初めてだなぁ。
雄也はくすっと笑って、わたしの頭をぽんぽん撫でた。
.
35人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月4日 16時