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藤「この靴も履いてもらっていい？」
白のリボンのついたパンプス。
足を差し込む。
藤「どう？きつくない？」
「うん、ぴったりだ」
藤「このワンピに合うだろうなって思ってね。一緒に買おうか」
「そんなに買ってもらっていいの？」
藤「今日はAに喜んでもらうために誘ったんだもん」
きゅんきゅん。
わたしの彼氏かっこよすぎ。
「…なんとお礼を言ったらいいか」
藤「かしこまんないで。
いつも頑張ってるAへのごほうびだから」
ジェントルな太輔くん、ほんと素敵。
片手を取られて。
藤「今日は俺にもてなさせてよ」
まるでお姫様にでもなった気分ね。
太輔くんにワンピと靴を買ってもらった。
しかもショッパー持ってもらった。
絶対いつかお返ししよ。
今日はもてなされる日だから、
太輔くんのやりたいようにしてもらうの。
太輔くんの中でプランが決まっているようで、
次々にお店に案内された。
藤「ずっと歩いてて疲れたよね。休もうか」
入ったカフェの値段もそれなり。
コーヒー１杯1000円ってなんなの。
藤「ケーキでも食べたら？」
「…もてなされます」
藤「ふふっ。そうそう、それでいいよ」
太輔くんが喜んでくれるんだったら。
そのぶんわたしの中の復讐(お返し)計画が
盛り上がっていくけどね！
藤「すっごいAにキスしたい」
「ぷぷっ。ダメだよ、ここじゃ」
藤「車戻ったら即しよ」
太輔くんといるとピュアとは程遠くなっちゃうなぁ(笑)
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作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年9月20日 15時
