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「…太輔くん」
彼氏なんだから下の名前で呼んでよって言われたけど。
呼び慣れないからいつも指摘されてしまう。
太輔くん、って呼ぶと距離が縮まった自覚をして照れくさい。
藤「俺とAで、何部作るの?」
「セクシー部」
藤「ふっ…」
真面目に答えたのに笑われた。
「2人だけだと怪しまれるから、
カウコンのときのセクシー5メンバーも入れて」
藤「そもそもセクシー部ってなにするの?」
「うーん…セクシーなことを、する?」
やばい、ノープランだった。
太輔くんといる機会を増やしたい一心で。
藤「だったら部員は俺とAだけだね」
もう太輔くん以外に触らせないもんね。
非公式で活動済みだった。
太輔くんはわたしの頭を優しくぽんぽんした。
藤「俺ももっとAに会いたいよ。
仕事での共演だったらさらに嬉しいね」
「なんかないかなぁ。わたしと太輔くんの共通点」
藤「あるじゃん」
「…あ」
ファンにも疑われずに一緒にいられる口実が。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年9月20日 15時