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橋「Aはお姫様になるの。俺らになんでも命令して」
猪「おー、それいいんじゃない？パシリにしてよ」
「そんな、悪い」
猪「悪くないよ。Aに使われるなら本望だよ」
なんでそんな優しいこと言ってくれるんだろう。
使う、っていうのは言葉が悪いけど…。
橋「飲み物買ってきて、とか、肩揉んで、とか、
なんでもいいよ」
猪「キスして、とかな」
冗談でガリさんは言うけど、
体の関係を持ってる涼は含み笑って、そうだね、と言った。
橋「Aがしてほしいことなぁんでもしてあげる」
「…だっこして、とか？」
橋「いいよ」
ガリさんから受け渡され、涼にお姫様だっこされる。
うわ、お姫様だっこなんて初めてされた。
近くに涼の顔があって照れちゃう。
「…じゃあわたしも、みんなが疲れてるときはなんでもする」
橋「そういうとこだよ、Aの好きなとこ」
軽く涼の唇が頬に触れた。
ガリさんがいなかったら口にされてたかな。
橋「お姫様はこのままだっこで移動です」
「なんか恥ずかしいな」
猪「肉体労働ははしもっちゃんの役目だな。
俺はメンタルケア担当ね」
ちょっぴり逃げたガリさんも、わたしのこと考えてくれてる。
ほんとにねぇ、何度思ったかわからないけど、
わたしこのグループでよかったよ。
みんながいてくれるだけで、わたしの疲れは吹き飛ぶ気がするの。
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作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年8月23日 15時
