助けて ページ4
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暑さで目が覚めた。
今日は猛暑日になるって言ってたな。
暑いのやだなー。
トイレに行く。
「あ」
パンツに赤いのついてた。
うわ〜、そろそろかなって思ってたけど。
わたし女の子の日重めなのよね…。
ナプキンと痛み止めをカバンに入れて仕事に向かった。
仕事中は痛み止めが効いて、おなかの痛みはなかった。
ちょっと体はだるかったけどね。
問題なく終わらせて、家でのんびり過ごしてたら。
「―――っ！」
おなか痛っ…！
トイレに駆け込んだ。
痛み止めはとっくに切れてる時間。
急に激痛が襲ってきた。
だけでなく。
頭がくらくらする、貧血だ。
倒れちゃいそう。
汗がぶわっと吹き出した。
暑い。
でもおなかは冷たい。
苦しい。
おなか痛い。
助けて。
なんとかやり過ごして、トイレを出る。
痛み止めを飲んだ。
でもすぐに効くわけじゃない。
ベッドの上で治まるのを待つ。
痛い。
汗を拭いて、水分を取って。
早く治まって。苦しい。助けて。
スマホを手に取る。
誰か来て。
ラインを送って、再び襲ってきた腹痛にまたトイレに籠る。
持ってったうちわで扇いでたら、だいぶ落ち着いてきた。
まだ貧血気味だ。
ソファに座りながらうちわで扇いで落ち着かせる。
薬、効いてきた？
深く呼吸をする。
目を閉じてリラックス。
大丈夫、大丈夫。
ピンポンとインターホンが鳴った。
あ…ほんとに来てくれた。
わたしは玄関に赴く。
まだちょっとふらふらする。
ドアを開けるとそこにいたのは―――浮所だった。
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作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年8月23日 15時
