検索窓
今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:142,487 hit

. ページ15

.




車が発車する。


瑞稀の運転する車って安心して目を閉じる。









瑞「疲れた?」


「あ、ごめん」


瑞「精神的な疲れ?」


「もあるけど。瑞稀がいてくれることに安心した」


瑞「懐かしいね。Aが学生だった頃、東大まで迎えに行ってたや」


「あのときも瑞稀に甘えてたなぁ。自立したくて別れたのに」


瑞「無理なんだよ。Aは甘え体質だから」









瑞稀の言うとおりだなぁ。


なにかあると甘えたくなって誰かを頼る悪い癖は、未だに治らない。









瑞「夕飯どうする?どっかで食ってく?」


「どっかで買って、瑞稀んちで食べたい」


瑞「そんでもいいよ」


「なに食べたい?奢る」


瑞「Aに奢らせるなんて」


「車代だと思って」









それにこれから、甘えさせてもらうんだから。


テイクアウトにした理由はね、今瑞稀以外の人と関わりたくなかったから。


2人きりになって甘えたい。




.




.




瑞稀の家に着いた。


なにも言わず抱きついたわたしの頭を、ぽんぽんと叩いてくれた。


優しいなぁほんと。


こんな都合いい女相手にしてくれるなんてさ。




顔を上げたら瑞稀の顔が近くて、キスされた。









瑞「ほんとあのときに戻ったみたい」









たくさんキスしてなだめてくれたね。


瑞稀の柔らかい表情を見てると、戻りたくなっちゃうよ。


瑞稀と付き合ってた頃は、
瑞稀がいたから他の男にフラフラすることなんてなかった。


やっぱ彼氏の存在って大事。









「今日1日だけ戻ってみる?」









そうなったらもう、やることはひとつだ。


ボロボロになったわたしを、慰めて。




瑞稀の肌はあったかくて懐かしくて。


誰に抱かれるのとも違う、安心感があった。




.

エールと決意→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (173 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
669人がお気に入り
設定タグ:HiHiJets , 美少年 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年8月23日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。