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葉隠はウキウキとし、周りも期待した目で彼女をみる。
何がどうしてそうなったのか。
困っている彼女に、女子達は口々に言った。
爆豪がAのところに駆け付けたこと。
見たことない顔で、Aを抱き締めたこと。
泣く彼女の手を、ずっと握っていたこと。
女子達にとって、
それはもう恋愛ネタとして十分すぎるものだった。
泣いてて余裕がなかったとは言え、
手まで握られていたことを忘れるなんて、と彼女は苦笑した。
「ごめんね、あまり覚えてないの」
彼女は微笑んで返すが、
恋バナが好物な女子達は更に身を乗り出す。
「実のところ、
爆豪さんのことはどう思っているんですの！」
八百万が目を輝かせて聞いた。
「真っ直ぐな人だよね」
「じゃあじゃあ！Aのタイプは〜？」
無邪気に迫る芦戸に、
ううん、と考える素振りを見せる。
「年上の人、かな」
かろうじて一言答えた。
「えぇ、意外かも！」
麗日が声を上げる。
「そう、かな」
「Aって面倒見いいし。頼りがいあるから、ウチ、子供っぽい人が好きかと思ってた」
耳郎の的を射た発言に、彼女は微笑んだ。
「ふふ、わたしね、
年上で子供っぽいひとがすきなの」
悪戯っぽく笑うと、
麗日がギャップだー！と納得するように頷いた。
「_____________良いよなあ、女子は。
俺もAちゃんと話してぇー」
きゃっきゃと楽しそうにAを囲む女子達を見て、
上鳴はやれやれと息を吐いた。
「何か前から高嶺、ってかんじだったけど。
ますます細くて儚くなったよな」
瀬呂も続いて言う。
元々Aは持ち前の笑顔や優しさから、
好かれやすい印象を持たれていた。
静かに笑顔、上品な仕草に、柔らかい声。
実際、体力測定の時は一般人と変わらないような成績で、クラスの中でもか弱い女の子と印象付けた。
個性を駆使して、
対戦相手の爆豪を、容赦無く負かせるまでは。
納得出来ずに悔しがる爆豪を、
困った様に微笑んで無傷なまま立っている彼女を見た時は、誰もが度肝を抜かれた。
そのギャップから、
彼女に惹かれる者は少なくなかった。
「先輩からも狙われてたって話だし、
たぶんアイツ忙しくなるだろうなあ」
な、と切島は爆豪に笑いかけた。
「爆豪もまた！忙しくなるな！」
「うっせ」
頑張れよ、と続く切島の言葉に、
爆豪はいつもの様に返事をした。
その間も、爆豪が見詰めているのは、
静かな彼女の微笑だった。
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華羅夢(プロフ) - ぽいぽいさん» 何ですって！！ぜひ死柄木くん推しになってくださいな！！彼は魅力的な男です！！コメント嬉しいですありがとうございます････！ (2021年9月19日 8時) (
レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - この作品で死柄木くん推しに傾きつつある…好きです応援してます頑張ってください!（ノンブレス） (2021年9月19日 7時) (レス) id: 1142a6ee8a (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - れのまるさん» うわああありがとうございます･･････！コメントが1番のモチベになるのですごく嬉しいです！頑張りますね！ (2021年9月14日 14時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
れのまる - 死柄木さん最推しなのでこの作品めっちゃ好きです…！これからも応援してます！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: ce403bbca4 (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - しいたけさん» しいたけさん、もしかしなくても2回目のコメントですか･････････？コメント来るのが1番嬉しいので、大喜びで話を書いてしまいました！楽しんで頂けて何よりです！！ありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華羅夢 | 作成日時：2021年8月23日 1時
