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NO side
「Aちゃん、まだ見つからないのか」
「うん…助けられた子からの情報以降、とだえちゃって…」
Aが行方不明になって1ヶ月が経っていた。
目撃情報も途絶え、捜査は難航している。
連続的な行方不明事件は無いことから、
Aだけを狙った計画的犯行なのではないかと言われている。
ただ、わかっているのはそれだけだ。
「彼女の個性は『物の性質を変化させる』ものだ。
拘束や取っ組みは彼女の得意分野の筈だが、やはり個性も使えない状況なのでは……」
「や、やめてよ飯田くん……！」
雄英高校1年A組の1人が行方不明。
クラスは重い雰囲気が漂い、
普段の活気が無い。
どこか不安で、心配だった。
1ヶ月間、聞き込みや張り紙をしたが、
一向に手掛かりすら掴めなかった。
警察や先生たちに任せることが1番であると理解していても、
みんなが感じる焦りや不安はどうしようもなかった。
今この時も、A組は彼女について話し合っている。
しかしこの間でさえも、
クラスの視点は常に一点だった。
「かっちゃん、だいじょうぶ？」
延々と沈黙を貫いていた爆豪に耐えきれず、
自分の机に頬杖を付いている爆豪に緑谷が声を掛けた。
『爆豪はAに恋してる』
それはクラスで周知の事実だった。(轟以外)
爆豪は告白して無い。
Aは顔に出ないから、両想いかは定かでは無いが、
彼女が歩けば爆豪は視線を向け、
彼女が爆豪に微笑めば顔を背け、
彼女が爆豪に触れようものなら真っ赤になって爆発した。
もう明白な恋だった。
その時は美女と野獣だの報われない恋だの散々に爆豪を弄っていたが、
この状況では爆豪を心配するのは当然だった。
「…」
爆豪は考えるように黙っていた。
普段の不機嫌な返答すらなかった。
緑谷が心配そうに更に声をかけようとしたが、
始業のチャイムと共に、先生が教室に入ってきた。
言いかけたままの口を閉ざして、
緑谷は自分の席に座った。
1人欠けたままの授業が、今日も始まった。
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華羅夢(プロフ) - ぽいぽいさん» 何ですって！！ぜひ死柄木くん推しになってくださいな！！彼は魅力的な男です！！コメント嬉しいですありがとうございます････！ (2021年9月19日 8時) (
レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - この作品で死柄木くん推しに傾きつつある…好きです応援してます頑張ってください!（ノンブレス） (2021年9月19日 7時) (レス) id: 1142a6ee8a (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - れのまるさん» うわああありがとうございます･･････！コメントが1番のモチベになるのですごく嬉しいです！頑張りますね！ (2021年9月14日 14時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
れのまる - 死柄木さん最推しなのでこの作品めっちゃ好きです…！これからも応援してます！ (2021年9月14日 7時) (レス) id: ce403bbca4 (このIDを非表示/違反報告)
華羅夢(プロフ) - しいたけさん» しいたけさん、もしかしなくても2回目のコメントですか･････････？コメント来るのが1番嬉しいので、大喜びで話を書いてしまいました！楽しんで頂けて何よりです！！ありがとうございます！ (2021年9月11日 10時) (レス) id: 89a4c751b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華羅夢 | 作成日時：2021年8月23日 1時
