色々感謝記念【風呂】 ページ6
・
【ある時Aは芥川の風呂嫌いを知り、それに関係した嫌がらせをしようと思った。】
『おい!阿呆ども!』
「げっ…A…。」
部屋のドアを勢い良く開けて出社したのは派手な身なりのA。
一応「紅葉(もみじ)」という苗字はあるものの、本人は気に入ってないらしく
『改名したい』
と言っている。
「もう少し静かに開けろ、愚図(ぐず)」
『勝手に言ってろガリガリ隊長』
朝から…いや、会った瞬間から始まるAの口喧嘩。
周りは微笑ましく見る…のではなく、いつもビクビクしながら見ている。
あの芥川がいつキレるか不安で仕方ないのだ。
しかし芥川の恐ろしさをそこまで知らぬA。
そんなAはあるものを芥川に投げつけた。
『おらっ!まだまだあるぜ!観念しろ!』
Aが投げつけたのはシャンプーやトリートメント、保湿用液などのお風呂セット。
一瞬何を投げられたか分からない芥川も、華麗にかわしながらそれに気づいた。
と同時に黒外套がゆらめく。
これはヤバいと思った立原はそっさに声をあげる。
「おいッ!Aやめろよ!」
『黙れ!バンソーコ無駄遣い装置!』
立原は物凄く傷ついた様子を見せてその場に倒れる。
俺…そこまで絆創膏(ばんそうこう)使ってねえのに…と、小さくつぶやきながら。
そんな事など気にせずAはセンパイを見た。
『さあ!これでAに少しは敬意を____』
空気が一瞬凍った。
Aの顔の隣を突き刺す羅生門。
隅で見ていた広津は見てみぬふり。
「………次は顔だ」
これまでにない憎悪のある声はAを黙らせるには充分であった。
(次から…この手の嫌がらせはやめよう…)
そう誓ったAだった。
*
221人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芥川様LOVE - 芥川様可愛い好き作者様有難う御座います一生付いていきます (2019年11月16日 14時) (レス) id: 40c6fc2ce8 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわ とまと - 銀色ミカンさん» ありがとうございます!!新作もちまちま更新頑張っているので! (2016年12月1日 23時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - 笑いながら読みました。とまとさんの書く芥川かわいいです! (2016年12月1日 17時) (レス) id: 8b3f2e95f6 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわ とまと - あんこさん» 貴方とは話が合いそうですね((キリッ。ありがとうございます!!私はやつがれ小説製造気なので、また新しい作品作りました!ぜひ読んでみてください! (2016年11月29日 22時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - うわあああああんめっちゃ可愛いですうううううう!!!私やつがれ大好きでほんとこんなやつがれちゃんも愛しい…!やつがれちゃんは神と言えるほどのガチ勢で御座います!← もうほんとうへへへって言いながら見てました可愛い無理…ありがとうございます… (2016年11月27日 6時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ