第132話 骸は無事だと良いけど……by 貴女 ページ43
ﾊﾟﾘﾝｯ
ク「ガハッ！」
ツ「クローム！」
貴「どいて」
ツ「Aさん！」
綱吉を退けてクロームの手を取る。
貴「死んだらダメだよクローム」
君は大事な私の友達なんだから。
草「沢田さん。外で待ちましょう」
草壁が全員を外で待機させる。
その間に私はクロームを助けないと。
貴「クローム。よく聞いて。骸は今重症を負ってると思う。だから君の内臓を補えない状態なんだ」
ク「………………」
クロームはただ私を見つめる。その表情は不安そのものだった。
貴「だから君が君自身で内臓を補うんだ」
ク「え……どう……やっ……て……」
僅かにクロームが口を開く。
貴「ボンゴレリングだよ」
ク「ボンゴレ……リン……グ……」
貴「そう。ボンゴレリングのそのものの力を引き出して自分自身で生きるんだ。クロームなら出来るから」
私はクロームに微笑みかけた。
すると、クロームの周りに霧が現れる。そしてどんどんクロームのお腹は元通りに戻っていく。
貴「よくやったねクローム」
クロームはすぐに眠りについた。
でもクロームの力だと生命維持が限界。やはり五日後、クロームは戦えない。
ツ「敵のアジトに行けば過去に戻ることだけじゃなくて骸の手がかりも掴めると思う。それにその非73のことも分かるかもしれないし……」
綱吉の話の最中に、私は全員が集まっている部屋に入る。
綱吉は決心がついたのかな。まぁつかないとこの先進まないんだけどね。
ツ「でもどっちもゆっくりしてると手遅れになっちゃう気がして……」
了「うむ」
私は壁にもたれる。
まぁ確かに時間は限られてる。非73も、浴びすぎると私でも立っていられなくなる。正直綱吉の修行に付き合うのもしんどいけど、綱吉には強くなってもらわないとならない。
ツ「それにやっぱり俺……こんな状況に一秒でも長くいてほしくないんだ。並中の仲間はもちほん、クロームやラル･ミルチだって…………
こんな状況、全然似合わないよ」
このセリフかっこいいよね。私見てていっつも思ってた。
ツ「あっ……俺はそんな感じです……けど…」
了「よく言ったぞ沢田！！」
私も了平と同じ意見だよ。獄寺と山本も安堵の表情をしている。
ラルは……
ﾗﾙ「ガキが……」
…………だって。
ツ「とにかく……五日しか時間がない。一刻も無駄にはできないぞ」
第133話 そろそろ綱吉も武器を使えないとby 貴女→←第131話 骸は何をしてるんだ！？by ツナ
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卯月(プロフ) - ナスビさん» ありがとうございます！アンケートに投票してくれたら嬉しいです！ (2017年8月13日 18時) (
レス) id: d4146714dc (このIDを非表示/違反報告)
ナスビ - 面白かったです！オチ獄寺がいいです！ (2017年8月13日 18時) (レス) id: aed1405ed1 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - Artemisさん» オチアンケを取ってるのでぜひ投票をお願いします！ (2017年8月11日 7時) (レス) id: d4146714dc (このIDを非表示/違反報告)
Artemis(プロフ) - オチ欲しいです！特に骸さんで (2017年8月10日 22時) (レス) id: 9315822e4d (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - ゆっくりノワールさん» オチはどうなるか分かりませんが更新情報頑張ります！ (2017年8月8日 16時) (レス) id: d4146714dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卯月美夜 | 作成日時：2017年8月5日 21時
