呪術の非日常36 ページ39
月side
月「A、あなたは私の血を濃く引く娘。慧斗は皐月さんの血を濃く引いているから、呪術のスペシャリストと言えるのはあなたはだけ…」
私の膝でぐっすりと眠る愛娘。
庭からは、刃物の当たる音がひっきりなしに聞こえている。
それと、息子の勇ましい声。
……慧斗はまだ皐月さんと庭で鍛練の最中ね…
月「今後、ハイブリッドではなくとも私やあなたの様な呪術師が産まれる確率は下がるはず…。今時は牙狩りの方が勢力が上がってきてるし、もしかすると呪術師の家系は途絶えるかもしれないわ」
____私は、どうしてもこの娘に"禁断の呪術"をかけなければならないのか___
そう思うだけで胸が苦しくなった
『…お…母さん…』
Aが寝言を言った
……ああ……。罪悪感がさらに積もる。
月「…っ……ごめんね…、ごめんね…!!」
愛娘の頬に涙が滴る
____でも、私にはこうするしかできない____
月「Aなら、私よりも良い方法でもできるはず…。母親失格ね…。でも、あなたならきっと良い未来が掴めるわ」
八洲家禁忌之呪術___
"不死ノ華"
呪術をかけると、Aの首と胸元に睡蓮の花の楔が浮かび上がった
私はそっと、寝ている愛娘の額に口づけをした
後で、皐月さんに話さなきゃね。
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時雨*絶望少女(プロフ) - 柊さん» ありがとうございます!!これからも精進しますのでよろしくお願いしますm(._.)m (2016年1月19日 17時) (レス) id: 4f142577d1 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - とっても面白いです!更新が速いので、毎日楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年1月18日 18時) (レス) id: b569d37236 (このIDを非表示/違反報告)
時雨*絶望少女(プロフ) - レオ愛さん» ありがとうございます。これからも精進します!! (2016年1月17日 18時) (レス) id: 4f142577d1 (このIDを非表示/違反報告)
レオ愛 - おもしろいですねっ。評課しました。 (2016年1月17日 17時) (レス) id: a2f9fa6e91 (このIDを非表示/違反報告)
時雨*絶望少女(プロフ) - こづやんさん» ありがとうございます!!あのー、人違いだったら申し訳ありませんが、ぷよクエの占ツクのスレの方ですよね? (2016年1月17日 12時) (レス) id: 4f142577d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨*絶望少女 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月18日 22時