ただでさえ毎日ストレスが原因で胃が痛い私なのに、トリップしました。

最早潜入捜査じゃない非日常30 ページ33

慧斗side




とん、とん、スタッ、




生身の人間にはあり得ない跳躍力…


『楽しくなってきた…!!』


そこには、ただ神器を使うだけのAではなく、軽々と血界の眷属(ブラッドブリード)の攻撃を回避する妹がいた



K｢もうAの独壇場ね…｣


澪｢ハイブリッドならではってとこだな｣


K｢でも待って。慧斗っちもハイブリッドでしょ?Aのお兄ちゃんなんだし…｣


ｻﾞ｢そうだよな。お前もハイブリッドだろ｣


慧｢いえ。僕の場合、ある理由があってAとは今は別物なんです…｣



ここで話すような話ではないのだけれど…


慧｢ぶっちゃけ、あの事故以来、"青龍が僕の元を離れない"のが不思議なくらいです。何ででしょうね…｣



澪｢それって、どういう意味だ?｣


ｻﾞ｢は?｣


K｢…………｣




Aが僕らの代わりに戦ってくれている間に話すこと。その内容は、Aは知らない。



いや＿＿＿＿



知ってはならない。






慧｢僕は…





僕らのお父さんとお母さんが死んだ事故の日に、一緒に死んだんです…。Aたった一人を遺して｣









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