世の中から笑顔が消えればいい (ページ24)

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次の日の午後。

私は、ワクワクしながら事務所に向かった。

ｶﾞﾁｬ

『こんちはー！』

玲.隼｢よっ。(やっほー！！！)｣

...。えっ？他のみんなは挨拶しとくれんの？

昨日、みんなと仲直りしたよね？！

え？桃華は来てる。ん？え？は？

昨日のあれは何だったの？

あっ、桃華居るんだもんね。

いじめ、受けてるだけなはず！

でも、真顔すぎね？

て、こ、と、は、...。

また、いじめられるの？私。

GENEの2人を除いてほかのメンバーから？

えっ、怖い。みんなが離れてくのが怖いよ。

先輩は？E-girlsは？怖い。

私に味方はいるの？あ、それは居るか。

でも...。

怖くなって私は、ある楽屋に向かった。

ｺﾝｺﾝ

？｢どうぞー｣

『...臣くん。』

広臣｢え？どうしたの。浮かない顔して！
ちょっ、がんちゃーん！！｣

剛典｢はーい？って、Aじゃん！！
臣さん、どうしたんすか？A。｣

そう言って、がんちゃんは優しく私を抱きしめた。

まるで、壊れ物を扱うかのように。

玲於｢はぁ、はぁ。がん、さん？｣

隼｢ふぅ、えっ？何事？！ん？ん？うっ、
玲於ー！｣

玲於｢うるせ。｣

走ってきてくれたんだ。なんか、ありがとう。

健二郎｢よー分からんけど、
2人が良ければ話聞くで？
もちろん、Aもな？｣

健ちゃんがそう言って、2人で顔を見合わせる

玲於と隼。決心が着いたようで私の顔を覗き込む。

私はいいよ？とアイコンタクトを送り、

玲於が話し出した。とても、悲しそうに。

玲於｢実は、グループ内でよりが戻ったはずなんすけど
また、いじめが始まって...。｣

隼｢全て桃華のせいだとは思うんですよ...｣

玲於｢カメラとか、ボイスレコーダーとか
用意したんすけど、桃華にバレてしまって
ゴミくずになったんですよ。｣

隼｢また用意するのはお金の無駄なんで
なんも動いてないんですけど...｣

ぽつり、ぽつりと話すふたりを横目に

三代目さんを眺める。

凄い、親身になって聞いてくれて

がんちゃんの膝の上にいる私は、

彼からの優しさがさらに感じるくらい

優しく撫でてくれる。ここに来た数分前からほんとに、

私は割れ物かって思うことがしばしば。

がんちゃんの優しさに助けられてるな～。

玲於｢憎いんですよ。Aの事が。｣

ELLY｢んー。何も言える立場じゃないけど
くだらない喧嘩はそろそろやめたら？｣

広臣｢前に、俺も言った笑｣

玲於｢言い出したのは桃華でして、
やめようにもやめてくれないんです。｣

はぁ。