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倶利伽羅「…………… 何も知らないくせに。




俺は誰とも馴れ合わない。








……………… もう、誰も信じない。」







嗚呼、………… 君の傷は、想像していたものより深いんだ。



なら、言葉ではなく。態度で示そうじゃないか。



A「分かった。もう何も言わない。




でも、近侍から外すつもりは無いから。」




そう言って、僕はその場を離れる。







さて、協力してもらうよ、三日月、鶯。





***********




A「本日は第二部隊の出陣を命じる。




部隊長は、三日月宗近。


他隊員は、鶯丸。小狐丸。加州清光。陸奥守吉行。小夜左文字。以上六振り。」



三日月「あい分かった。さあ、準備をしよう。」



加州「三日月が部隊長で本当に大丈夫?やっぱり俺の方がいいんじゃないの?」


小夜「随分と自信があるんだね。」


陸奥「ほら、早う準備して出陣じゃ!」






一応、危なくない場所を選んだつもりだ。



A「大倶利伽羅、君は僕の部屋に来るように。



僕と一緒に、第二部隊の指示を出すんだ。」




僕の一言に、全員の目が冷ややかになる。


[お前なんかに命を預けたくない]という、強い意志を持った目。



僕は強引に大倶利伽羅の腕を掴み、自室まで引きずっていった。





倶利伽羅「あんた、何を考えているんだ。俺が指示を出す理由は無い。」



A「ない訳じゃない。君は近侍で、第一部隊隊長。



戦況を有利に進めるには必要な事だ。」



戦況、という言葉に過敏に反応する大倶利伽羅。



だが、この部屋から出すつもりは無い。



A「言っておくが、この部屋からは出られないよ。



…………… もう、過去から逃げるのはやめろ。


お前に必要なのは、前に進む勇気だ。」





僕の言葉と同時に、第二部隊が出陣したと通信が入る。



A「分かった。絶対に無理はしないように。」



三日月『あぁ、分かっている。心配性な主だ。はっはっは、』









この会話の後、順調に進軍をしていた第二部隊。







刀装兵のお陰もあり、全員が軽傷も負わずに





戦いは終わりを迎えようとしていた。






















だが、この僕ですら予想出来なかったことが起きた。

八→←六



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作者名:アルビリオン | 作成日時:2017年9月20日 1時

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