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遙希「さぁ、なんだと思う?」





俺は、女装したままの姿で夜鶴に迫る。



すると、夜鶴はほんの少し頬を染めながら、後ろへと後退していく。




遙希「おやおや、なぜ逃げる?



あれだけ楯突かない方が賢明だと言ったのに、




自分で勝手に突っ走りやがって、シナリオが崩れたらどう責任を取るつもりだったんだ?」



逃げ場を失った夜鶴を、壁に押し付ける。



黒羽「……… っ!ゃめっ、……… ちかっ、!」



遙希「あぁ、【私】だから惑っているのね。


安心なさい、こんな格好でも男だから。



あなたって、意外とウブなのね。可愛いじゃない。」


夜鶴はさらに顔を赤く染め、俺の身体を押し返そうとする。



黒羽「貴様っ、分かってるなら早くどけっ!」


遙希「どくわけないだろ?



なんてったって、お仕置きなんだから。


お前の嫌がることをしてやらなくちゃねぇ?」





そう言いながら俺は、夜鶴の首筋に唇を押し当てる。




黒羽「ッ?!



おまえっ、何を、ッ!」



遙希「言っただろ?嫌がることをしてやるって。



男にこんな事される気分はどうだ?」







それに、俺の恋愛対象は【可愛い子】だからな。


少なくとも、お前のことは可愛いと思ってるよ。






復讐を身を焦がしながらも、復讐を抱く相手のことを忘れられない。




純粋で、愚かで、実に可愛らしいじゃないか。



黒羽「………… っ、ゃめろ、………… ぁ、」



抵抗する力が緩んだ隙に、両腕を拘束し






唇を当てる場所を少しずつ下へと移動させていく。


首筋から、徐々に鎖骨へと移動していく。






遙希「なぁ、知ってるか。


キスの位置で意味が変わるってやつ。


胸へのキスは、なんだと思う?」




黒羽「………… っ、しらないっ、…… !」



俺は、恥ずかしさと迫り来る快楽に怯える夜鶴の耳元で囁く。





【胸へのキスは、所有の証】





俺の言葉に、夜鶴は目を見開き、より一層顔を赤くする。



そして、俺は夜鶴の服の裾を捲り上げ






左の胸に赤い華を散らす。










遙希「………… っは、



今日はこのくらいにしてやる。


まぁ、見えないところに付けたし、あまり薄着にはなるなよ?







もっとも、俺の所有物と周りに知らしめたいなら



止めはしないがな。」

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作者名:アルビリオン | 作成日時:2017年7月11日 9時

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